今年の夏も猛暑でしたね(まだ終わっていませんが)。この夏の暑さは、気象庁によると「異常気象」だったそうです。
以前このブログにも書いた憶えがありますが、例年、猛暑になるとセミの声に元気がなくなるように感じます。
でも、今年元気がなかったのはむしろ蚊の方でした。今年の夏は一度も蚊に刺されることがなく、こんなことはたぶん生まれて初めてのことではないかと思います。
一方、不思議なことにセミはここ数年で一番元気だったと思います。
今回はそんな夏の虫の話です。
さて、私が現在の地域に住み始めて16年が経ちます。
その間に大きく変わったことの一つは、今まで東京(というよりうちの近所)にはあまり生息していなかった種類のセミがよく鳴くようになったことです。
うちの近所では梅雨明けと同時にミンミンゼミが鳴き始めます。
そして、夏の最盛期にはアブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシといったセミたちの大合唱になるのですが、その中に私のふるさと愛知県は渥美半島でよく耳にした、クマゼミの声が混じるようになりました。
(この動画の通り、シャーシャーシャーという鳴き声です)
私には子供時代の夏の朝を思い出させる、懐かしい鳴き声です。
でも、もともと東京にいなかったクマゼミが東京にまで生息域を拡大しているということは、それだけ日本の気候が変わった証だと思うので、ちょっと心配です。
夏の猛烈な暑さの影響を受けているのは人間ばかりでなく、野生の生き物も同じなんですね。
とりあえず、温暖化が急に止まることはないと思うので、温暖化対策に並行して暑さに耐えられる体力作りに努めたいと思います。暑さが勝つか、体力が勝つか。正直あまり自信がないです…。