噴煙1万1千メートル
観測史上最も高い噴煙を観測。
噴火警戒レベルは『3』に引き上げられました。
【注意・警戒事項】
*中岳第一火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
*火口周辺では強風時に小さな噴石が2kmを超えて降るため、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石にも注意してください。
▼対象市町村等以下の市町村では、火口周辺で入山規制などの警戒をしてください。
・熊本県:阿蘇市、高森町、南阿蘇村
■降灰について
8日01時46分の爆発的噴火によって噴出した火山灰は、山頂直上は南西風の影響を受け、阿蘇市内から大分方面、上空高く巻き上がった火山灰は西風の影響を受けて、四国上空を通過、関東の上空を通過する可能性があります。
→大分県内でも多量の降灰、香川県でもうっすら灰が積もりました。
【【★火山灰から身を守る(まとめ)★】】
◆できるだけ外出を控える
◆ゴーグル&マスク装着
◆激しい運動は避ける
*火山灰はとても小さく、トゲトゲしているため、喘息の発作が起きやすくなります。また運動などして呼吸が荒くなると肺の奥まで入りやすくなるので、激しい運動は厳禁です。マスクがない場合は濡れたハンカチで鼻と口を押さえましょう。
*目が痛くなることも。目の表面に傷がつくと、結膜炎にもなるおそれがあるので、ゴロゴロしたらこすらず水で洗い流し、コンタクトレンズなら眼鏡に変えることをオススメします。
◆部屋の中に入れない
*火山灰が降っている時は、ドアや窓を閉める。出来るだけ外に出ない。
*ドアや窓の隙間、通気口など、テープや湿ったタオルでふさぎ、掃除をする時は火山灰を軽く水でしめらせると集めやすくなります。
*家に入る時は上着を払いましょう。
【愛車を守るために…】
◆雨の日はスリップ注意!
◆ワイパー厳禁
◆視界不良に注意
*火山灰は湿ると路面が滑りやすくなります。
*火山灰はガラスでできているので、ワイパーを使用するとフロントガラスが傷つき、かえって見えなくなります。ハケなどで乾いているうちに払い落とすか、濡れている時は水で手洗いをオススメします
【おさまっても油断禁物】
◆雨降る前に掃除を火山灰が雨水を含むと、側溝などにこびりつき、排水できずに溢れ、泥流が発生する原因になります。
火山灰がおさまったら、市指定の火山灰収集袋に集めて、掃除を心がけましょう。もちろんマスク&ゴーグルは装着が必要です。
【今後の火山活動について】
・一連の熊本地震との関連は『わからない』
・今後は、同規模の噴火が発生する可能性がある。
・火山活動は次第に落ち着いていく、歴史がそれを示している。
・火山活動がどのように推移するか見通すことが出来ない、引続き監視が必要。
などといった、専門家の意見が出ています。
今後の噴火や風向きなどによって、火山灰の降るエリアが変わってきます。
▼西日本方面(特に熊本や大分)へお出掛けの予定がある方は最新の火山情報を確認するようにして下さい。
[画像]
http://www.jma.go.jp/jp/volcano/map_6.html
http://weathernews.jp/smart/sora_mission/BE/glance_gmap.html?missionid=1475863532.96552
http://weathernews.jp/s/volcano/chisho_glance.htmlより引用