「空気を読む」

「察する」


これを説明するのが

なかなか大変です。



お医者さんや看護師さんと

クライアントさんが

話しをしている時に、

どこで助け舟を出すか、

両方の顔と目で判断します。


外国人のクライアントさんは

グイグイと質問をぶち込んできますが、

あまりグイグイしすぎると、

雰囲気が怪しい感じになります。


空気を読むのは難しいので、

質問のやめ時を、

目で合図する事にしました。


「何を基準にしてるの?」

「エアー(空気)です(笑)」

「エアーじゃ分かりません」

「ですよね(笑)」



自分の意見や意志を、

キチンと表現する事を

良い事として、

小さい頃からそう育てられた人。


「余計な事は言わなくていい」

「いいから黙ってなさい」

そう言われて育った人。


そこに大きなズレが

生じるのは当たり前です。


外国人だから特別扱い

されてしまうし、

「Noと言えない日本人」は、

沢山いるんですよね。


ニュージーランドで一皮剥けて

ちょっと「Noも言える私(笑)」に

なったのは役立っています。



何かの拍子に、

次の行動を読んで

スっと何かを差し出すと

「超能力ですか?」と

驚かれます。


クライアントさんにしてみると、

シチュエーションも時間帯も

場所も相手も違うのに、

なぜ分かるのか不思議だと。


そうですよね。

世界を基準にしたら

超能力と言われても、

いいくらいの事かもしれません。



気が付いた時に

日本的な空気の読み方を

英語で話しています。


日本で生きていくのに

役に立ちますもんね。


そんな私も空気を読まず、

術後の痛みを我慢する

クライアントさんの隣で

モリモリと美味しそうに

サンドイッチを平らげ、

食後のデザートも完食し、

「空気が読めない」と

言われました(笑)