今日もブログを読みに来て下さって

ありがとうございます^^

片づけアドバイザーの

マンマミーヤです^^





今回も「親の家を片づける」がテーマです。


今日は義理のご両親の部屋です。



☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆



依頼人さん、私の本を読んで

依頼して下さいました。



片づけのご希望は「義両親様のお部屋」


私は基本的にご本人からの

ご依頼のみお引き受けしています。

ご本人が片づけたいと思わない限り、

「片づけをやらされている」という気持ちが強くなり、

決していい方向には進まないからです。



例外的にお引き受けするのは

依頼人さんと信頼関係が出来ている場合の、

ご家族もしくはお知り合いのお部屋で、

事前にご本人様の意志の確認が取れた場合です。



今までにも何度か、義理のご両親のお部屋の

片づけを経験していますが、

義理がゆえの難しい問題があります。



双方のお話を聞いてお互いが気持ち良く

過ごせるようにどこまで譲歩出来るかという

ラインを見極めての作業になります。



今回は身体が不自由な義父様と

そのお世話をしているお義母様が

いつも過ごしているお部屋の

整理整頓、お掃除です。



依頼人様は「足の不自由なお義父様が

怪我をしないように、何かあった時には

すぐに薬や書類が分かるように

して頂ければ・・」というご希望です。



今まで色々な方法でアプローチを

試みたものの、いまひとつ上手く伝わらない・・・

そんなもどかしい気持ち。

実の両親でさえ伝わりませんから(^▽^;)



お義母様もプロが入る事を

望まれたとの事でしたが、

ご挨拶とした時の顔は

とっても不安げでした・・・^^;



依頼人さんには席を外して頂いて、

大きな私が小さなお義母様を

威圧しないように、

私は床にペタリと座ってお話ししました^^



お義父様はデイケアに出掛けていましたが、

要介護3という事で、

一人で歩く事はほぼ不可能です。



今不自由な事、困っている事を

伺っているうちに緊張もとけて

お義母様の顔にも笑顔が^^



高齢の方は急激な部屋の変化に

体調を崩される事がありますし、

物を探して右往左往する事が

ものすごいストレスになります。



足が不自由なお父様が安心して歩けるように

床を出すのが優先ですが、

それにはまずお部屋にある

2間分の押入れの整理整頓です。




床を出すのに押入れを片づけるって

なかなか理解出来ないんです。



これはお年寄りだけではなく、

片づけ依頼を頂いた方にも

「え?なんで押入れから?」と

良く聞かれるんです^^;



床にある物を「どこかに移動」が

床の片づけだと思っているですね。

その「どこか」を作らないと

行き場所がないわけです。


そこを理解して頂くのに

ちょっと時間が掛かりました(笑)



理解出来ないから不安で

拒否する事もあるので、

納得するまで何度も説明。


耳で聞いても分からなければ、

絵を描いて説明する事も必要です。



最初は不安げで動きもゆっくりな

お義母様でしたが、気が付いたら

ベッドの上に立ち上がって

天袋に手を伸ばすほどに・・・^^;


ミーヤ、大慌ててで

「おかあさ~ん!止めてくださ~~い(涙)!」



押入れの中は見た目が

パンパンに詰まっていただけで

収納の仕方を変えたら

かなり空きスペースが出来ました。

そこはミーヤマジック(笑)


空いたスペースに

床にあった物を収納。



床を出して掃除機を掛け終わった頃には

お義母様の顔にも疲労の色が・・・



そして「あ、そこは自分でやるから!」

という言葉が出たところで

今日の作業は終了です。



「そこは自分でやるから」という言葉は

「これ以上は止めて」というサインです。



依頼人さんにこっそり手で×印を

送ったらにっこり頷いて下さいました。



床が出た事で歩く場所が広くなり、

万が一転んでも身体をぶつける物が

消えました。



私が依頼人さんとお話ししているうちに

色々な物が乗っていたお義母様の

ベッドはすっかり綺麗に片付いていました。



私が来るという事でお義母様も

慌てて片づけたそうですが、

依頼人さんが「お義母さんがあんなに

片づけられるなんて驚き!」と

おっしゃっていました。



家族だけでは解決が難しい問題も、

他人が入る事で改善される事があります。


家族のいう事には耳を傾けないのに、

ヘルパーさんや近所の人の

言う事に耳を傾けるのは

世間体を大事にしてきた世代だから

というのもあるのだと思います。



親の片づけで悩んだ私達も

あっという間に親の年齢になります。

そうなった時に子供達に

同じ思いを味合わせないために、

私達は私達で

今から整理整頓スタートしましょう^^