※慢性的な物資不足だったソ連時代の話


労働者が精肉店に立ち寄った。


行列ができていなかったので、例によって商品は何もないものと思われた。


ところが、清潔な白いエプロンをつけた女性店員が、にこやかに対応した。

「何をお求めですか?」

彼女は愛想良く尋ねた。


労働者は自分の耳が信じられなかったが、こう答えた。

「ひき肉2kgとレバー2kgを包んでください!」


「かしこまりました。」

そう言って店員は包み紙を取り出した。


「ところでお肉のほうは、ご自分で持ってこられたということでよいですか?」