カメラの入り口
今、再び「写ルンです」が流行りつつあるそうですね
これをキッカケにフィルムへの回帰が始まったら、元写真屋としては嬉しい限りです
私も色々とありまして、ここへきて写真撮影を幾つか頼まれたのです
前職の写真屋と言っても私の場合はカメラマンと出版社がお相手
機材や撮り方の話題が多く、門前の小僧習わぬなんちゃらじゃないですが、写真雑誌に出ていない様な引き出しもあったりして…
私くんだりの写真を喜んでくれる人が出てきてくれたのも、そう言った所以があるのかな?なんて思ったりもします
ありがたいことです
そんな中、友人との会話でモノクロプリントの飾り方話になり、永久保存版的なプリントじゃなければワイルドに直貼りすればいいじゃない、との私の言葉に友はピンと来ず、これは見せてやらねばならぬと一念発起してみたのです
その日の晩に押入れをゴソゴソと撹拌してマニュアル一眼レフカメラを取り出し、翌日フィルムと電池を購入
フィルムを入れる前にテストショットをと
アレ?
露出計が動かない…シャッターが切れない………
週末を待ってニコンプラザ銀座へカメラを持ち込むと
「電源スイッチが壊れてますね、ほらここ」
そう言えば、ん?
AEのカメラには電源なるものがあったんだっけ?
完全に忘れてた、と言うか完璧に記憶からデリートされてた…
呆気に取られている私にフロント担当者の方が畳み掛ける様に
「F3のパーツはもうちょっとで生産中止になりますから他のところも見ておきますね、見たところ動きが悪いところも見受けられますし、お見積りが出来たらご連絡します」
「幾らくらい掛かるものなんでしょうか?」
「最大で3万を超えるでしょうか」
「!!!!」/思考
マジか…
しかし先延ばしにして修理不可能と言われてもシンドイので、椎間板ヘルニアの重い体を引きずる様にサービスセンターを半笑いで去り、マツコと1週間…
《訂正》待つこと1週間
ついにサクサク動くF3が帰ってきました!
ちなみに1万3千円で修理代金も収まり、第二の写真修行時代に突入する事が出来そうです