棟方志功? | 能楽師 片山伸吾のblog『冷吟閑酔』

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生粋の京男の片山伸吾が、時には舞台人として、時にはただのおっさんとして、日々の出来事を気ままに綴っていきます。

娘の紫乃が『アトリエ』という美術教室で描いてきた
絵を、"ばばバカ"とでもいうのでしょうか、玄関に
しゃれで飾るというのです。
「誰か棟方志功の絵と間違わはらへんやろか?」
まったくもってアホです。

本日稽古日。玄関の横に飾られた絵は、観てられる
のかどうかは分かりませんが、誰一人そのことには
触れてこられません。

「そんな思うツボにはまる人なんて、いーひんて。」
ただひょっとして引っかかる人がいるとしたら。
心当たる方は、いつも床の間の掛け軸などを必ず御覧に
なって尋ねられるNさんというお弟子さんです。

やがてNさんがお越しになり、お稽古も終わりました。
そしてお帰りになる、そのときです。
「先生、玄関の絵はどなたの絵でしょうか?」

能楽師 片山伸吾のblog『冷吟閑酔』-棟方志功?
きた~っ!
Nさんは見事100%
母の思うツボに
はまり、棟方志功の
絵と間違えられたの
です。

娘いわく、「仏像は
見本を観て描いた
だけ」とのこと。

でも確かに、それ
なりの場所にそれっ
ぽく飾ってあると、人間は騙されやすいのでしょうね。
いかに先入観がよけいな情報を与えているかということ
です。

Nさん苦笑いのエピソードでした。