フリーのキャット | 片山尚志(片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ) オフィシャルブログ Powered by Ameba

フリーのキャット


親友の命日に花を贈るように、一年経ったら自分の中での儀式を考えようと思ってた。



はじめて猫を飼った自分にとって、飼い猫がいなくなる辛さは筆舌しがたいものがありました。犬猫死んだくらいで落ち込み過ぎやろ、と世の愛犬家・愛猫家を「イヌネコ推し過ぎてる人苦手やわ〜」と卑下していた過去の自分に、懇々と説いてやりたい。



この一年、どんだけ空っぽの猫の部屋を覗きこみ、酒を呑む時間があったか。何度、同じ模様の野良に話しかけたか。猫の写真を見るのすら避けて暮らす自分がいたか。



墓なんてないけど、埋葬した霊園に手を合わせに行こうとエンヤコラ南丹波まで。



遠いけど…。
道中は彼女の事を思い出す時間。



死ぬ直前の苦しそうな姿だけが、映像として目蓋の裏に灼きついていたが、思い起こせば、結構顔の可愛いヤツでした。



今朝、久々に猫の歌が出来ました。
鼻歌ですが、起きてすぐ録音。沢山ありがとうと伝えてきたので、もう、落ち込むのは今日限りにしようと思います。



猫は世界で最も狡猾で自由な生き物。
霊園にきて分かったことは、こういう堅苦しい場所と彼女の魂は無関係な気がしました。足が少し不自由だった為、生まれてから死ぬまで家ネコ。その分、身軽になって好きなとこへ行け。転がる石は苔生さず、転がるネコは…転がってもネコ。ライカローリンネコ。



キングブラザーズのアンプに乗ったことある猫なんて、世界でお前だけちゃうか。