必要なもの②

バンド活動に行き詰まると、十代の頃の自分に問いかけてみる。当時の自分が良しとするバンドになってるかが、大事な判断基準だったりする。俺にとって。


阪神大震災当時、路上チャリティーコンサートに対しては「何を浮かれとんねんカス」と思ってました。学校の帰り道、目にすると不愉快でした。

街の商店街から「KOBE がんばろやー」的な歌が千度リピートすると「頑張っとるっちゅうねん」と思ってました。

芸能人がやってきて募金活動する為に、○○さんが来ましたー！みんな集まって下さいー！！という大声をあげて宣伝する係りにかり出されてるボランティアを見て「ごっつ上から目線の募金活動やなぁ」って思ってました。

今思えば誰も悪くはないのに。
昔の俺はそうは感じなかった。

物資。ライフラインの復旧にインフラ整備。学校の仮設校舎に簡易トイレ。地域商店街の復旧。いや…こんなもんやないわ…挙げ出したらキリない程ありとあらゆるもんに金が要るって事。スネかじりのアホウなガキには実感出来んのよ。


ここ数日、自分の出来ることを考えた。色んなミュージシャンの「こんな時だからこそ！」という勇ましい発言の数々。JOJO広重さんや大友良英さんのブログ。当然、当時の自分の頭の中を思い出し、被災地と関西のギャップも置かれた状況も考え。ダルビッシュの「ボールを投げてバット振り回してる場合じゃない」発言に賛同したり。等々。
色んな意見がありますが、やっぱり歌うのも若干後ろめたく、ましてやそれを届けるなんてレベルではないと思います。今はね。

けど、金も知恵も力もないんで出来る事やります。歌、歌えます。結構、得意です。演奏得意なメンバーが居てライブはかなり凄いです。これに金払って貰えませんか？レディガガみたいな莫大な支援金は用意出来んけど、俺ひとりがコンビニで少しずつ募金するよりはお金集まると思う。


今、必要なのはお金。
その為のライブをします。勿論、今決まってるライブは主催者がやると言ったら当然全力でやる。関西は元気なので自粛はしない。大切な仕事やし。それ以外で、この１ヶ月の間に時間さえあればライブしようと思います。値段は安く。片山ブレイカーズはノーギャラ。上がりはすべて支援金。同じ条件で賛同してくれるバンド・ライブハウス等に協力を仰いで実現する。ホンマに。だから、元気な人は出来る限り来てください。


まずは本日１８日、そういうのに参加してきます。京都市役所横１０万ｔというレコード屋で弾き語りしてくる。
来れる方はmailください。
info@k-breakers.com

よろ。