あの日のラッキーボーイ | 片山尚志(片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ) オフィシャルブログ Powered by Ameba

あの日のラッキーボーイ

寒いね。
猫が鳴いてるわ。


若い我等が悪魔のダンス
運が悪けりゃあ 死ぬだけさ
慄える程 素晴らしい人生よ 魔界大宴会





14年前の本日、1月17日午前5時46分に阪神・淡路大震災が発生した。



不運にも沢山の人が死んだ。
とても雑な言い方をすれば…皆、運が悪かった。


誰のせいでもなく、それは天災・大自然だ。
善人も悪人も見境なしの横暴な振る舞い。
唯々、相手が悪かった。



僕は、あの日、生まれ故郷の神戸に居った。
僕は、あの日、幸運にも生き延びた。
そして、本日も健やかに息をしている。
あの日生かされた理由を考えてみるが答えを未だ持っていない


何の為に、何しに生まれて来たんやろか。
うんうん、と唸っても答えは出えへんねやけど、毎年。



そういう時は決まってもっと簡単やったりする。
美味しいもん食べる為、とか。
仕事の後の一杯の為、とか。
ジャニーズ追っかける為、とか。
天文学を学ぶ為、とか。
親孝行する為、とか。
この人に出逢う為、とか。
ありふれてるやん。


そもそも、生きるのに理由なんて必要か?
生き抜くだけで精一杯。
素晴らしいじゃないか。


あの日は沢山の人が志半ばで死んでった。
震災をくぐり抜けた友人の中で、事故で死んだ奴もおれば自殺
しよった奴もおる。可哀想に、病気で亡くなった人もおった。


これ読んでるアンタ。
アンタはとてつもない強運の持ち主です。
良かった良かった。
まあ、僕も。

簡単には死なんとこうや。




14年前のラッキーボーイはおっさんなりました。
震災の時、学校行けへんのを理由に始めたギターをもって歌を歌ってます。



賢い人よ もうお気づきか?
我々の声で 真っ暗闇のこんな世界が変わるさ
世界にゃあ アンタが必要さ






色んな人に届けばええなぁ、と。
もっと頑張らななぁ、と思うてます。



何年前の話引きずっとんねん言われそうやけど。
忘れたくないんよ、悪いな。
多分、来年もするわ。