最近高知に行ったばかりの私にとって「県庁おもてなし課」

響くものが多かったので皆さんに紹介したいと思います。

 

 

この話の舞台は高知県庁の観光部おもてなし課が公務員の保守的な体制の中で

もがきながら独創的な方法で高知県の観光業を盛り上げていこうとする話です。

 

私は公務員はおろか社会人経験がないのですが、公務員の体制のもどかしさをひしひしと感じました。

現在進行形で公務に当たっている方や、経験のある方にはより臨場感をもって読み進めることができると思います。

 

とはいえ公務員も地元を愛する一人の人間、逆境の中でも少しづつ観光業の盛り上げの道筋を見つけていき、

その体制にも変化が現れます。

問題の解決方法は正攻法以外にもあり、多角的な視点や観察力の大切さにも気づきました

 

こういった説明を書くと自己啓発にも似た本だと思われるかしれませんが、全くそんなことはありません。

仕事の経験も、観光への知識もない私でも楽しく読み進めることができました

 

高知県に住んでいる方だけではなく、観光業がいまいち振るわないと思っている地域に住んでいる方には

良い刺激になると思います。

公務員になるために勉強している方や、公務員になったばかりの方、初心に帰って仕事に情熱を注ぎたいと思っている方も是非読んでみてください。

 

この本では高知にも詳しくなれるので、できることなら高地に行く前に読んでおけばよかったなーと思っています