（さらに続き）
はやる気持ちを抑えつつ広島空港に滑り込んだ時には、日はもうとっぷり暮れていました。
空港内は閑散としていてお土産物屋さんも閉まっていました。ANAのカウンターめがけてスーツケースを引きながら直線距離でお姉さんの前に向かいます。
「あの、あの、岩国でですね、、乗った飛行機が飛ばなかったんです！それでアプリでカードで最終便を予約しているんです！」支離滅裂な説明ですが、すぐに理解してもらえました。
今回、ANAが悪いわけでは全然無いのに、終始謝りながら対応されていて、すごい接遇力だなぁと思いました。カード決済の返金手続きしてくれ、さらに車で来られたのでと、帰りの便も広島着に変更してくれました。
ここにも、女神じゃ〜
その際の帰りの手続きに必要となる変更許可証のようなものを手書きで書いてくれました。やっぱり最後は紙運用なんですね。これは通行手形のようなもの、決して無くさないように肌身離さずしまっておくことにしました。
手続きを終えてホッとすると、急におなかが空いて来ました。すでに20時近くになっています。
「何か食べようか、レストラン街に行こう」
「ロイヤルホストでいい？なんでもあるよ」
念のためレストラン街を一周して、結局ロイホに決めてお店の前に戻ってくると、さっきはなかった閉店の札が。。
あお〜〜
「じゃあ、奥のラーメン屋にしよう、さっき大将と目があったんだわ」
するとラーメン屋にもさっきはなかった、終了の札が。。
「もう、最終便だからどこも終わりなんだね！
仕方ないね〜保安検査に行こう、中に何か売ってるよ。」
保安検査入ったところの売店もシャッターが半分閉まっていましたが、、まだレジは生きているようでした。
「お父ちゃん、疲れたやろ、ビールのんでもええよ」特別許可がおりました。笑
売れ残っていた、でもとても美味しかったおにぎりを食べながらビールをあおると、なんだか目頭が熱くなってしまいました。
ちょっぴり楽しみにしていた、横須賀グルメはおあずけだなぁ〜
でもピンチをみんなが助けてくれて飛行機に乗せてくれて、入校式に出られるんだからほんとにありがたいなぁ
今回一番の目的である息子に会えるよう神様もほんの少し助けてくれたよね！
ありがとう🙏
いろいろあったけど、全部笑い話にして、明日は笑顔で会いに行こう
アラフィフになると何かと涙腺が緩くなって困ります
（続く）