⬇前回のお話はこちら






些細な会話がきっかけで

積もりに積もったものが吹き出した末、


ひよりの口から出てきた言葉は


「もういい、もういいよ、もう無理」


でした


それに対して、復縁彼氏の元彼くんの反応は……?





「何かあったのか?今日変だぞ

いつも明るくてかわいいのに」



「もう無理」と言った言葉には

特に触れないままの反応でした


まるで、そこだけを避けて

別の話題にすり替えようとしているようにも見えて 


私は少し拍子抜けしたような、 

それでいて、煙に巻かれそうになっているような

不思議な感覚になりました



ひ「元彼くんのせいだよ」



今日は逃がさない


そんな気持ちで、
もう一度はっきりと言葉にしました


これまで何度も似たような話をしてきましたが

そのたびに話が曖昧になって

終わってしまうことが多くありました


だからこそ、

今日はちゃんと最後まで話さないといけないと思いました



「なんで?」


と言う元彼くん



ひ「元彼くんのやっていけないっていう言葉に

わかったって返事したとき

すごく心が軽くなった


もう食べるものに気をつけたり

運動したりしなくてもいいんだって」



これまで私は元彼くんの言葉を気にして

食べるものを選んだり、
運動しなきゃと思ったり、


少しでも彼の期待に近づこうと

自分なりにがんばってきたと思っています


でも、「やっていけない」と言われて

彼から引導を渡されたとき

それまで抱えていたものが

ふっと軽くなった気がしました



ああ、もうがんばらなくていいんだ



そう思ったときに感じたのは

不思議と悲しさよりも

解放されたような気持ちの方が大きかった気がします



少し時間が空いてから

元彼くんがこう言いました


「じゃあ、俺と付き合ってない方がいいんじゃないか?」



ひ「うん、だからもう無理だと思って

一緒にやっていけないって言われたときに

わかったって言った」



しばらくの間、
元彼くんは何も言いませんでした


画面の向こうで何を考えているのかは分かりませんが、 

言葉を選んでいるのか、
それとも何も言えないのか、 


沈黙だけが続きました



彼自身こんなにすんなり受け入れられると

思っていなかったのか

納得したのか


どちらかはわかませんでしたが、

とりあえず今は時間が必要だと思いました



ひ「私たち友だちになれないかな?」



少し考えた末に、

ひよりはそう言いました



正直に言うと、ひよりの方も

まだ完全に気持ちが整理できているわけではありませんでした



ただ、私たちはこれまで 

「恋人」としての関係の中で

お互いを見てきた部分が大きい気がしています


だから一度、
恋人という形を外して、 

性的関係とか、
恋人としての役割とか、

そういうものを一度置いた状態で、 



「人としても
お互いがお互いの最適解なのか」



 少し距離を置いて考える時間が

必要なんじゃないかな、と思いました



その発言の後、

長い沈黙を破って元彼くんが言いました




続きます……