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その日のデートはお弁当を持参していました



それはこの前に会ったときに元彼くんが


「またひよりの弁当が食べたい、最近作ってくれないから」


と言っていたからです




私がいつも職場に持っていくような

普通のお弁当になりましたが、喜んでもらえました



朝、駅まで迎えに来てくれた元彼くん




「今日はごはんどうする?」



ひ「えーと、今日はお弁当があります

昼に食べるか夜に食べるかわからんけど」



「ひよりかわいいやつだな

この間俺が食べたいって言ったから作ってきてくれたんだな」



ひ「まぁそう」



「さて、ひよりは俺の胃袋を掴めるでしょうか」



ひ「どこから目線なん

元彼くんが私の胃袋を掴んでくれてもいいんだよ」



「早く食べたいから今から買い物行って、ホテル行こう」



ひ「朝だけど、デート始まったばっかだけど」



「どこに行ったって混んでるし、だるいだろ」



言い出したら聞かない元彼くん

まぁ、繁忙期だし疲れてるしいいか



現地についてさっそくレンチン


ひ「待って、それなにごはん?朝は食べてないの?」


「食べたけど、まだ食えるし」


レンジが鳴りもしないうちに「もうできただろ」と取り出して

さっそくがっついた


せっかちすぎる……



「これなに?」



ひ「衣笠丼、卵と油揚げを煮たのをごはんにかけた

私の弁当のおかずの残り……」



「このつくねみたいなものもひよりが作ったの?」



ひ「つくねじゃない、鶏むね肉とえのきのナゲット」



「おいしいよ、おいしいうん、おいしい

ありがとな、ひより 」



何度も「おいしい」と言ってくれる元彼くんに

ほっと胸を撫で下ろす


自分では自分の料理はおいしいと思ってるけど、

家族以外の人に料理を出すときは緊張する



お弁当箱代わりのタッパーを洗ってくれた元彼くんにお礼を言うと



「昔、3年くらい一人暮らししてたからな」


と元彼くん



じゃあ、ある程度料理もできるのかな……?

と少し安心した自分がいた



今度作ってもらいたいな~

でも、口に合わなかったら嫌だな……