昨日書いた相席の話には
もうひとつトピックスがあって
それは「結婚したくない男の話」である
私が婚活をしていることを話すと
男性はこう聞いてきた
「なんで結婚したいの?」
ひ「んー、苗字変えたいなと思って
うちの両親今離婚調停中で……
母が今の苗字を名乗らなくなるなら
私も別の苗字がいいなって
※両親の離婚が決まったことは当ブログでは発表済みですが、当時はまだ調停中でした」
「母親の旧姓に変えられるよ」
ひ「いや、母親の旧姓も嫌なんだよね
全然違う苗字がよくて」
「変えられると思うよ、結婚じゃなくても」
ひ「結婚したくないの?」
「今の時代結婚はリスクじゃん、ひとりのが楽だし」
ひ「どんなリスクがあるの?」
「今の時代は1/3が離婚するし」
ひ「そうだね、だから関係を維持するために絶えずお互いが努力すればいい
離婚したくないならね」
「自分だけでどうにでもなることじゃないじゃん
相手の親とか相手とか、どうしようもないことあるじゃん」
ひ「そうかもしれないね
相手には自分を変えられる人を選ぶべきじゃないかな
自分も変わる覚悟を持ってね」
「どうしてそんなに結婚したいの?
苗字だけなら結婚しなくてもなんとでもなるよ」
そう聞かれて子どもを積極的に望んでいない私は
自分の結婚がしたいという思いに理由がないことに気付いた
ずっとひとりで生きていくのはさみしい
▶恋人でいいじゃん
結婚をしたくない人は何を言っても
代替可能性を提示してくる
ひ「結婚したいから結婚したいの
結婚はね、簡単に別れられないからいい
契りを結ぶというのは人生を持って責任を全うするということ
人生で一度そういう経験をしてもいいじゃん」
「結婚しなくちゃ責任持てないの?」
ひ「結婚は儀礼だよ
責任を持つよっていうことを表すケジメ」
「儀礼までして1/3は離婚するわけだ」
ひ「そうだね、長恨歌って知ってる?
白楽天っていう昔の中国の詩人が素敵な詩を書いている
天に在つては願はくは比翼の鳥と作らん
地に在つては願はくは連理の枝と為らん
お互いがお互いの存在なしでは生きていけない
夫婦ってそういうものでしょ
だからせめて、今世だけでも契りを結ぶんだと思うな
来世があるとしたら、次は他人かもしれないじゃない」
「お姉さん、結構酔ってる?」
ひ「1杯しか飲んでないけど、酔っちゃったかも」
「だよね、中国のポエムとか言い出しちゃうんだもん」
ひ「ロジックではずっと平行線だからね」
「だって、する必要がないじゃん」
ひ「結婚したくないのもひとつの価値観、いいと思うよ
でも、私はそうは思わない。それだけ。」
「価値観の違いってやつだ」
ひ「そうだね」
私がなんで結婚したいのか
それは独占欲のようなものなのかもしれない
そう思える相手に出会えたことはよかったと思っている
でも、相手がそれを望んでくれないなら
やっぱり知らない方がよかったのかな