⬇前回のお話はこちら
ひ「準備したから嫌だ」
「体調悪いんだから寝てなさい
俺も疲れてるし、眠い」
ひ「準備したから嫌、準備してなかったらそれでもよかった
予定を2回も変更されるのが嫌」
「俺も時間を急に変更されるの嫌」
ひ「それはごめん」
内心イライラしていたが、
急な時間変更は私も嫌だなと思ってしまった
急にできた時間をどうすればいいか分からないし
しかも、どうにかできるほどの量はない
ただただ無駄になるだけだから
「また帰ってきたら」
こうなった彼はなかなか折れないことを知っている
この日は元々会わないつもりだった
予定通りになっただけだ
予定通りではないのは
するつもりのなかった化粧をしただけ
無駄になった、イライラする
化粧にかけた時間も、朝だらだらできなかった時間も
LINEの画面から目を剥がすと
長く息を吐いて考えた
いいから会え、と会ったときの
メリットとデメリットを
メリットは徒労感を感じなくてすむこと
デメリットは会っても楽しくない、お腹も痛い
そして、思った
デメリットに比べてメリットが小さすぎる
その結論が出た頃には
既読をつけてから10分が経っていて
今返しても意味ないなと思って
そのままLINEを閉じた
幸いだったのは、読み返したときに
自分の言葉が感情的ではなかったなと感じたことだ
返事をしなかったとしても
それが怒っているからでないことは
わかってもらえるだろうと思った
感情は腹の底ではとぐろをまいていたけれど
表面に出たのは、簡潔な言葉だけだった
INTJが感情表現が苦手と言うのは
こういうところなんだろうな……と思った
彼は気分屋で彼の気分が乗らなければ
テコでも何もしない人なのだが
初期の頃から比べるとだいぶ変わった
それは私が「これは嫌」とか
「これをしたい」って言おうと思える
相手だからだと思う
彼は言えば少しは考えてくれる相手だ
飲食店でやっぱりあっちにしよう、
いや、やっぱり……っていうのを何回かやられて
「俺気分屋だからな~」
って悪びれもせず言われたときにイラッとして
「あなた一人ならその気分とやらで好きにしていいけど、
一人じゃないときは自制を覚えたほうがいい」
と言ったら、
ぱったりと飲食店で迷うことがなくなった
それがあるから、
この人とはやっていけるかも……と思ってしまう
