⬇前回のお話はこちら
「そうかもしれないですが……」
尻すぼみになっていく彼の言葉に
慌てて謝る
ひ「ごめん、傷付けた?ごめん
難しいな……意味がないのが悪いことじゃないし
そう思うことを否定したいわけじゃない
単純にどうしてそれで嬉しく思うのかなって」
「うーん、なんだろう
甘えたいっていうのがあると思います」
ひ「なるほど
その甘えたいが撫でられることで満たされるから
嬉しいってなるのか
そこに甘やかしてあげようっていう意図がなくても?」
「あったらなお嬉しいですが……
そんなのこっちは分からないじゃないですか」
ひ「あぁ、なるほど
私はね、意図と行動が一致しないならそれは意味がないと思う
むしろ、それをされたら嫌だ
嘘をつかれるのと同じだと思う
でも、そうか行動がそうであれば満足する人もいるのか」
「そういう解釈なら、嫌なのは同じです
でも、そこまで考えないというか
なんか単純に嬉しいと思っちゃいます」
ひ「なるほど……
(嫌だと言うのにその可能性は考えないのか
なんだろう、後でそれに気付いたら凹まないかな
私なら余計な感情に悩むことに時間を奪われたくないけどな)」
「大丈夫ですか?急に黙ったから……」
ひ「あ、ごめん、考えごとしてた」
「こわっ……何を……?」
ひ「あなたが心配するようなことじゃないよ」
「あぁ、よかった」
ここでも疑わないんだなと驚いた
私だったら心配するようなことじゃないなら
なぜ言わない?と思ってしまうから
違いが大きすぎて
ほんとに同じ人間なんだろうかとさえ
思ってしまいそうだった
続く……
