結婚相談所の勧誘で

話だけ聞いたときの話



余談だが

後日改めて時間を設定するのやめて欲しい

行きたくなくなる



前回お断りされた相談所は

女性側の料金が成婚料のみだったので

サービスの説明と

お見合いは断れない旨に終始していた



しかしながら

今回のところは違った



こちらがどんなお相手を探しているか

現在の婚活の悩み

現在の婚活状況


などについて聞き取っていた




導入トークは

前日マッチングしたお相手(Oさん)のこと


このときにOさんが

晩ごはんの連絡ひとつ

入れられない人であったことをこぼした


「一人暮らしの人がいい感じですか?」


「そうですね」



そして、婚活の悩み


顔合わせの予定を入れすぎて

自己分析もままならないまま

活動をしてしまっていることを話した



ここでの反応はひと言


「そうなんですね」




いよいよ、具体的な条件の話

それによるお相手プロフィールの閲覧



「会ってみたいですか?」と聞かれて

「はい」と「いいえ」で答えていくやつだ

急にこちらを下の名前+ちゃんで呼んできて

営業の手法なんだろうが不快に感じた



すべてに答えると


「実際に活動されている方々でしたが、どうでしたか?」


「素敵な方が多かったように思います。」


「そうでしょう!」


「でも、これは上澄みですよね?」


「……どういう意味でしょうか?」


「いわゆる人気会員です。

婚活は相対評価なので、私はここには届きません。」


「……お会いできるか、という意味ではできます。

今の年齢であれば。」


「そうなんですね。

最初にお伝えしたように、今予定が立て込んでいまして。

○○日まで埋まっています。

相談所は入会すぐがいい時期なのに、

その時期に動けないのは……。」



食い付きの悪いひよりに

気落ちしたように


「じゃあ、活動はしない方向ってことですか?」


「そうですね、今は。」


「ひよりちゃんが傷つかないか心配」


「今は、断るのがつらいです……」


「アプリは身分証明書だけでしょう?」


「遊び目的の人は避けられています

なんとなく、分かりますよ

言語化できないですが……」



そう答えると

ふん、と鼻で笑いながら


「既婚者は?」


今までと違う冷たい雰囲気を感じた

「バカね」と言いたげな雰囲気


「それは分からないですね。

ところで、費用の方は?」


「うーん、でも、

まだひよりちゃんは自分とマッチできる

お相手のプロフィールも見てないし……。

よかったらまた、プロフィールを見に来てください。」




費用の話ははぐらかされた


これは下衆の勘繰りだが、

スケジュールがパンパンということもあって

次に回されたのだと思う



どのみち費用体系が分からなければ

最終意思決定はできない

ふーん、と思った



これだけ活動しておきながら

私にとって、結婚は現実味がない



今は仕事中心の生活だからだ

結婚をしても仕事をセーブしたくない



2人で生きるのに楽な人……

1人でいるのと変わらないような

それでいて

週末遊べる友だちのような



そんな人がいればいいのになぁ