2024年6月8日土曜日夕方
東京六本木にある東京ミッドタウン ガーデンテラス４階にあるライブレストラン ビルボードライブ東京さんに行きました。
小室哲哉さんのソロ公演
TK SONG MAFIA #3 です。
チケットの争奪戦は激しく、仕事で栃木の電波のよくないエリアにいた自分は開始時間帯には取れなかったのですが、夕方キャンセルなのかリザーブの解放なのかが出て奇跡的に取ることが出来たため来ることが出来ました。
座席には次回予告のパンフレットが、
オーケストラとのライブツアーの告知です。
前回のソロは大人数のオーケストラとの公演でしたが、次回はオーケストラのサイズは絞ってエレクトロの要素を増やされるようです。（細かいニュアンスなど間違ってたらごめんなさい、新聞や記事がいくつも出てるので詳細はそちらでご確認ください。）
ピックありがたいです。
５分前になっても席がかなり空いててあの争奪戦は？と思ったのですが、オンタイムではじまるころにはほぼ埋まってました。ギリギリまで歓談エリアにいる方が多かったようでした。
以下順不同で書いていきます。
ちなみに次回ツアーの予告編的なプロトタイプのような内容をかなり含むライブでしたので、ネタバレを避けたい方は以下は読まないほうがいいかもしれません。
登場曲RUNNING TO HORIZONは手弾き少なめでしたが、かつてと違って多分全部歌唱でした。
２曲目の紹介が、木根さんが小室さん初見の時のエピソードを思い出す感じでして、内心ニコニコしながら聴いてました。South Beach Walk。オケの音色が多少変わっていたように感じ今回のためにアップデートされたのかなと思いました。
TK SONG MAFIAの小室さん以外の構成員の紹介が面白かったです。
小室さん「久保ってのと
客 笑い
小室さん「溝口ってのと
客 笑い
小室さん「赤堀ってのと
客 笑い
こーじさんや溝口さんや赤堀さんも準備に忙しく携わられていただろうことが時間がすぎるにつれより感じられていくのですが、小室さんの音楽だけでなくTMのライブでは一切やらない面白い感じで進められていくトークもまた魅力の一つなんだなぁと思いました。
２曲目までは今までのビルボードライブのような雰囲気でしたが、３曲目からチェロ奏者の方がおひとりゲストで加わります。徳澤青弦さんです。
ピアノ＆シンセの要塞とチェロの構成で次回ツアーのプリプロダクションを見るかのような時間を過ごすことになります。
インストで、Many Classic Moment に OVER THE RAINBOWを混ぜた曲と、４曲目が大変意外な曲で大阪のアイドルグループX21に提供された曲です。
メニクラの主メロをチェロで演奏されるのはウルウルきてしまいました。強くて美しいメロディです。
以降のオケ曲もオーケストラ用に用意されていてTMのツアーが終わってからのこの準備はものすごく大変だったことと思います。
その場では意外な提供曲も大事にされてるんだなと思いましたが、あとで歌詞をちらっと見返してみたらTM NETWORKのアリーナツアーYONMARUで木根さんと歌っていた曲の歌詞と非常に通じるものがありました。オンタイムでCD買ってたのに歌詞をすぐに思い出せないのは悔しい。
思い出せないのはこのあとのセトリもそうで、挙げてくださってる方のをみます。
オケなしの弾き語りでMerry Go Round。最初機材のスイッチの踏み間違いかなにかでやり直される一幕も、SONG MAFIAチームのリカバリーの速さ的確さたるや。曲の終幕はルーパーで多声にしてボイス音色とチェロで演奏を重ねられ、TMのコーラスワークが定評あることを別の形で見せられた感じがしました。
2010年代は新木場ageha(studio coast)や渋谷VISIONが小室さんのホームラボという感じでしたが2020年代は間違いなくここだと思いました。
Coexistence、TMのかっちょいいインストの新曲、ツアーではサポートメンバーによる演奏タイムだったので小室さんが演奏されるのをみるのははじめてかなと思います。着座なのがもったいないくらいかっちょいい。
数え直してみたら多分46バージョン目かなというようなことを仰ってたGet Wild、continualをさらに発展させたようなインスト演奏でした。
次が自分的には白眉でした。アシダさんの秋のファッションショーで演奏された曲です。主旋律は20年前からあるものですが、せいげんさんがアレンジされたそう(前回も？今回のを？)
トリビュートって仰られてから演奏されたので、それが曲名なのでしょうか。
主メロが強くて美しいこと美しいこと、思わず落涙してしまいます。
20分ある曲を少しまとめたのかなとも全部の小節演奏されたのかなとも、どちらなのかさだかではありませんが、この演奏が聴けてほんとうに良かったです。
アルバムのタイトル曲Traffic Jamです。こういうセトリがうれしいです、意外な曲もありこういうシチュエーションで聴いてみたい曲もあり。グランドピアノがあることといいTMの3月までのホールツアーS3Fを思い起こします。
せいげんさんが退場されて、小室さんは時間がもったいないからと退場せずにアンコールを。
GRAVITY OF LOVE、土曜日でピッタリだと仰ってましたが、開演前にせっかくなのでと奮発した会場名を付けられたお高いハンバーガーをツイートしていたこともあり「♪レタス入りのハンバーガー〜を聴けるとは！！なんとピッタリな！」と思ったのでした。
アウトロのシンセ演奏はまるでTMでの演奏をみているかのようで、intelligenceな日々の続きにいるのかなぁなどと感じました。
最後に追加でガンダムSEEDの映画の主題歌FREEDOMをグランドピアノで演奏、人前で演奏されるのははじめてとのことでした。
丁寧に演奏されていて、特に主メロを強く弾かれているように感じました。小室さんのNHKのインタビューでも答えられていたことをこの日は特に強く感じたのでした。
帰路に寄ったCD屋さんで流されていました。くるり さんによるstill love herでした。
前の週には職場のラジオからRHYTHM RED BEAT BLACK バージョン三那由多が流れていて、今だに小室さんの曲を街で耳にする日々が続いていてうれしく思うのでした。
ツイートで流れてきたビルボード冊子の画像よりあらためて次回ツアーの告知の部分を拡大したものを貼っておきます。インタビューはそちらからご確認ください。
日程会場についてフォントや箇条書きの仕方的にはこちらのほうが個人的には一目で確認できてわかりやすかったです。
