好きな曲の好きなバージョン、今回は

TMN 一途な恋(3RD MIX)

について自分なりに書いてみたいと思います。



検索すると、


知ってるこちらの記事

https://tamanetwork.seesaa.net/article/201108article_2.html


(見ず知らずだったのですが)こちらの記事

で触れられていることがわかります。



このバージョンはリリース当時一万円の限定BOX「GROOVE GEAR」にのみ収録されていたこともあり、中古市場では十倍のプレミアムがついてました。リアルタイムでは聴いてない後追いの中学生の自分は中古屋さんに十万円の札がつけられているのを指を咥えて(はいないけどそんな感じで)眺める日々が数年にわたり続いていたのですが、高校生にもなると行動半径が拡がり某レンタル屋さんや図書館にCDがあることを発見し借りて聴くことが出来ました。箱を買うのはもっともっと後になって定価にもどってからでした。




2014年にレアトラックのみまとめたCDが再発され現在はサブスクで聴くことも出来ます。



シングルのバージョンと違い、イントロとアウトロはこのバージョンだけのリズムループがながれ、低音部では音が特徴的な変化をし高音部ではフィードバックするギターのような音色のシンセサイザーでのソロが炸裂しているのがすごく好きです。まるでショルダーキーボードによる演奏が目に浮かぶかのようです。一曲通して全般的にベースがブーストされディストーションギターは鳴りをひそめます。はっきり残ってるのはBメロのクリーンギターのアルペジオくらいでしょうか。2番前奏ではシングルでのシンセギターによるソロはベルの音色に差し替わっていますが、シングルのカップリングのバージョンでもここはこのキラキラしたベルの音色です。全編シンセギターだとスタジオ録音物としてはくどくなりそうなのでハードさとキラキラとのバランスをとられたということなのかなぁと今では感じます。



オリジナルの歌詞やサウンドについては、先に紹介したブログでも触れられているように、翌年リリースの「恋しさとせつなさと心強さと」の前史のように感じられます。



さらに次の年、「masquerade」がリリースされます。今の耳で聴くとこんなにすごかったんだったっけっていうくらいシンセギターが唸りまくっています。

まるで3年かけてプラトニックな恋からフィジカルな愛に進んでいることがそれぞれの音色の使い方からも示唆されているかのようです。(深読みしすぎ



ちなみに本日はTRF30周年のリリース日です。masqueradeの最新アレンジ版も収録されています。クレジットを表示するとアレンジは新曲を手がけられたYOW-ROW氏によるもののようですが、シングルバージョンのシンセギターのフレーズは本作でも生かされています。

氏は自分の知る範囲ではavex関連だとminus(-)で関わられていたので、今回は別の関連によるものなのかもしれませんがけっして遠くない方だと思います。オリジナルの特徴も活かされたアレンジでした。



あらためてTRF30周年おめでとうございます!!!!!