こんちには。
先週末の台風18号は片品村でも様々な影響を及ぼしています。
日曜日に開催予定だった片品村収穫祭は中止になり、トマトのビニールハウスや花豆の骨組み等農産物などにも被害が少なからず出ているようです。
この度の台風18号で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
そんな悪天候の週末ではありましたが、私は結婚披露宴に参加しに茨城県の水戸まで行ってまいりました。
台風に負けない幸せなエネルギーを感じられたとても素晴らしい披露宴でした。
そして、それに合わせて少しだけ足を伸ばして行ってきました、最近話題の観光地である「国立ひたち海浜公園」
近年、観光地盛衰の一つのキーワードである”インスタ映え”の最たる観光地であり、
今年のGW9日間の入園者数は58万人を超えているそうです。
この58万人という数字、
片品村のスキーシーズン真っ只中の1月と2月を合わせたものとほぼ同数といえばその凄さが実感出来ます。
なぜこれほどまでに人気があるかと言いますと、
先ほども挙げた”インスタ映え”する景色がそこにある、という点があります。
台風が通過した後の好天も相まって、外国人観光客の姿も多く見られました。
さらに秘訣を探ってみると、
花や植物を目玉にした観光地特有の開花時期に左右されないように、”絶え間ない開花リレー(=いつ来ても楽しめる工夫)”をされていることがわかりました。
合わせてメディアやSNSを上手く活用して、流行に敏感な若者や外国人観光客を惹きつけている点も見習うべきです。
また、施設近隣に魅力的な飲食店があることでさらに観光地としての価値が高められており、再訪したくなる好循環が生まれています。
片品村でも天王桜やミズバショウの森・武尊牧場・尾瀬ヶ原など花や景色を楽しめる観光スポットは沢山ありますが、見頃が限定的でありオールシーズン通して誘客出来る箇所はほとんどありません。(勿論降雪の影響もありますが)
とはいえ観光客にとって、行ったら安定してそこの景色を楽しめる、”インスタ映え”する景色を写真に収める事が出来る仕掛けを用意・整備する必要が観光地側にはあると思います。
国立ひたち海浜公園の躍進がそれを証明しているように、都内からのアクセスが同程度の観光地にそれほど多くの方がそれを求めて来ています。
片品村で取り組むのであれば、
村内全体で、ではなく一地域で先行的に取り組むのはいかがでしょうか。
そういった意味で、名称的にも「花咲地域」は非常に面白いと思います。
武尊牧場スキー場の営業終了はかなり痛手ではありますが、だからこそ思い切ってターゲットを変更して
「片品村花咲で、貴方本来の美も笑顔も花咲く体験を!」
若い女性をターゲットに、
花咲の湯を拠点にして花咲温泉(美肌の湯であれば尚良し)を楽しみ、特製の花浴衣で地域を散策でき、地域内は様々な花が植えられどの時期でも景色や写真撮影を楽しむことができる。尚且つ美味しいごはんも食べられて大満足。
なんてのは、いかがでしょうか。
村内地域を画一化せず、各地域毎の魅力を際立たせターゲットも細分化していく。
そんなことが出来れば片品村はもっと面白くなると、今回の国立ひたち海浜公園を見てきて思いました。