こんにちは、片瀬です。
失恋したとき、立ち直りために大切なこと。
それは「時間」と言いたいところですが、ただ時間が過ぎるのを待つなんて
あまりにも残酷だと、最近すごく思う。
時間はみんな平等。
だからこそ、早く進んでくれるわけでもない。
私自身、失恋をしたことがあるため、気持ちは痛いほどよくわかる。
「死んでしまえば楽になるかな」
そんなことすら考えてしまったこともある。
それくらい、時間だけで解決できるものでもない。
でも、失恋があなたの運命を変えることだってある。
だって、私がそうだから。
死を考えるほどの
失恋をしたことがきっかけで
今の仕事をしている。
失恋して、死のうと思って。
でも、死ぬのをやめたとき
「作家になりたい」という夢を彼に語っていたことを思い出した。
そして彼の夢も聞いていた。
絶対私のほうが先に夢をかなえてやる。
ハッキリ言って、意地だった。
でも、それがいまの私の原点でもある。
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※詳しくはここに書いてあります(笑)
数年後、私は作家として本を出すようになって
友人と飲みに行ったとき、偶然、その彼に出くわした。
もう恋愛感情もない。
お互い、最高のパートナーと出会っていたから。
ビール一杯。
時間にして30分くらいかな。
ふたりで話をした。
「私ね、夢かなえたんだよ」
ずっとずっと言いたかったことだった。
最初は意地になってたけれど
心から彼に感謝している。
夢を追いかけることの面白さを教えてくれた人だから。
経緯を全部話して、最後に「ありがとう」と言った。
すると彼は「おめでとう」と笑顔で返してくれた。
意地になって、何かをすることって
なんとなくかっこ悪いと思うかな?
失恋した男のために頑張るように感じるかもしれない。
意地になっても、空しいと思うかもしれない。
でも、そんなことない。
絶対に、ない。
行動するのは、自分自身。
やりたいことをとことん頑張るスイッチを押してもらった。
それが彼からの最後のプレゼント。
そう思ったら、どうだろう。
私は、最初こそ「意地」だった。
でも途中から、そんな気持ちになっていった。
だからこそ「ありがとう」が言えた。
つらいかもしれない。
でも、そのつらさが原動力になれるパワーがある。
そして彼は、そのパワーのスイッチを押してくれた。
あなたは、どんな意地になってもやりたいこと、ありますか?
ぐるなびでも、失恋について書いてます。