とても、シックなお二人でご夫婦とは思えない雰囲気。
しばらくすると話しかけて下さり、お二人がご夫婦であることがわかりました。
妙齢78歳のお二人。
お年は召していらっしゃるけれど紳士と淑女なんですね、会話も仕草も。
夫「私たちは同級生で75歳の時に結婚しました。」
妻「私はもう、結婚は到底無理と思っていたら、彼から長年の思いを打ち明けられて…。男の人って、さっさと言えば良いのに言わないでしょ、お陰で年ばかりとってしまった、もっと早く言ってくれれば良かったのにねぇ」
と、素敵な笑顔で話して下さいました。
奥様は雰囲気からして、才色兼備でお仕事もバリバリされていた感じです。
同級生だから、心は若いまま。
わかるなぁ。
多くのご夫婦を見てきたけれど、ご夫婦の食事は無言で夫がふんぞり返って奥さんはつまらなそうな顔をしているから、大体、わかります。
もっと言うと、私の自由さにイラつくのか、妻側がだんだん不機嫌になるので不幸感がわかりやすい(苦笑)
最近、ようやく自分が30年も積み重ねていた結婚生活にピリオドを打ったこと(大好きな友人がセパレートと表現)は、間違っていなかったと思うようになりました。
子どもたちにはいい迷惑だろうけど、方向性が違っていただけでなく、ライバル視されるようになっていたので、判断は間違っていなかった。
子どもたちには惜しみ無く愛情を注いだのだから、それで充分、あとはあなたたちの人生、この割り切りに時間が要しました。
先日の脱皮宣言の意味は、そういうことも含んでいます。
先日、私の若い頃の写真を息子と見て
「なかなか、美人だった」と、言われて
(確かに、いける!)なんて、他人事のように言ってしまったけれど、セパレート(!)してから、「実は、昔…」と、言うオジンが何人も出現して、文頭の奥様の言い分に盛り上がりました。
今さら、遅い!
そんな中、東京に戻り、三谷幸喜さんの「ショーガール」を見てきました。
そこで思い出したのが「グットタイム スリープタイト」。
http://kanze-hall.jugem.jp/?eid=49&pagenum=0
セパレート少し前に夫と見たミュージカル、内容が自分と被っています。
前出のご夫婦の「あと残り少ない人生だから、大事に時間を使っています」って言葉が心に響いた夜でした。

一人でこんな大きなベッドで寝るのって、いい気分です(札幌のホテルにて)。