
おまけに雪深い

…でも、なんか落ち着く

このご時世に、近所付き合いもある

私が生まれたのは、高知県の田舎町

昨年春、叔父のお墓参りに行った時、叔母から見せてもらった

叔母は、幼馴染でお隣さんの叔父と結婚する前に、よく私と遊んでくれてた

高知県自体、高齢者の多い県

その地域も、当時から高齢者ばかり

なので、日中の遊び相手は、もっぱら近所のおじいちゃんやおばあちゃん

まだお孫さんがほとんど居ない家が多かったので、スーパーのビニール袋に布オムツを入れてご近所回り

「あーそーぼっっ⤴︎」

家事があるだろうに、皆嫌がらず私と遊んでくれてた

ちょっとしたアイドル

郵便配達員が来て、その家の人がハンコを探しに行ってる間「暑いですね~」と、話をしてつないだり

太巻き作りやところてん作りを、側で見てたのを、おぼろげながら覚えてる

社会人になるまで、お盆やお正月は、東京から直接祖父母の家に帰ってた

帰省する度、ご近所さんが
「むっちゃん、うだかせてぇ♪」
(抱っこさせて)と言って、抱きついてくるが、明らかに私の方がデカイ

「いや、骨折れるけぇー、逆に私が抱っこするよ!」と、心の中で思ってた

その祖父母は、もう居ない

ご近所さんも、代替わりした

時計の読み方から、生活の知恵、戦地での話…色んな人から色んな話を聞かせてもらった

今の私の“核”であり、私の宝物だ

今の子ども達にも、そんな宝物を沢山あげたい
