愛。
愛。というか、愛についてというか。
最初に質問とかしてみようと思う。
あなたには愛する人がいますか?
その人を本当に愛していますか?
その人のために何でもできますか?
・・・死ぬこともできますか?
先日、先生が言ったことで、どうしてもひっかかるところがあった。
「私は愛する人のためなら死ねる・・・っていうのが本当の愛ってものなんだよね。」
例え話として言ったのだろうけど、自分にはどうも解せなかった。
愛する人のためなら死ねる。
たしかによく言う話だと思う。
「君のためなら死ねる」とか。簡単に言ってるけど。
それを聞いたらみんな、「ああ、そこまで愛しているんだな」と思うんだろうけど。
でもそれって本当に愛なんだろうか?
まぁちょっと例を挙げてみると、
A君とBちゃんがいる。二人は恋人同士。ある日、ひょんなことからBちゃんが崖から落ちそうになっている。落ちたら命はない。A君はBちゃんの手をつかみ必死。このままじゃ二人とも崖下。そうすっと妖精が(魔法使いでもジニーでもなんでもいいんだけど)でてきて、「おまいらのどっちかを助けちゃるよ。」とか言う。A君は「Bちゃんを助けれ!」と言う。形勢逆転してA君は崖下に。Bちゃんは無事助かりましたとさ。
かなり強引かつ極端な話だけど、これってどうなの?B君は立派?愛を感じる?ハッピーエンド?果たして。
たしかに大切な存在、Bちゃんを助けたい気持ちはわかる。
でも、それによって自分が死んだら、Bちゃんはどうなるのか。BちゃんにとってもA君は大切な存在だったわけで、そのA君がいなくなってしまう。残されたBちゃんはどうすればいいのか。A君に感謝する?とんでもない。うちだったらキレるね。
A君の立場で考えたら、Bちゃんを助けたい=Bちゃんが死んだら嫌だ=Bちゃんがいなくなったら嫌だ・・・ってことになる。掘り下げていったら、なんだか自己中心的な考えになると思うのはうちだけでしょうか。
「愛する人のために死ねる」って。それって全然「ため」になってないと思う。「~のため」って、『~にとって役に立つ・利益になること』って意味。Bちゃんの立場で考えたら、それは全く役に立たない、得にもならない、むしろ逆の考えになる。
ならば本当の愛とは?
うちが考える説として、こんな感じかと思う。
A君とBちゃんがいる。二人は恋人同士。ある日、ひょんなことからAちゃんが崖から落ちそうになっている。落ちたら命はない。A君はBちゃんの手をつかみ必死。このままじゃ二人とも崖下。そうすっと妖精が(魔法使いでもジニーでもなんでもいいんだけど)でてきて、「おまいらのどっちかを助けちゃるよ。」とか言う。しかしA君とBちゃんは妖精を無視して、二人で崖下に落ちましたとさ。
アンハッピーエンドかよ、とか言われそうだけど、これこそハッピーエンドかと。
本当に愛しているのなら、「その人のために死ねる」のではなく、「その人となら死ねる」のではないかとうちは思う。
あなたには愛する人がいますか?
その人を本当に愛していますか?
その人のために死のうと思いますか?
それともその人と一緒なら死ねますか?