駐車場に車を停めていざ内宮へ。
おはらい町をゆったりと歩く。
早くも好きそうな店に遭遇し、財布の紐が緩みそうになるが、ここはガマンの子。
おかげ横丁に入ると、長女アーナが大人と子どもと別行動しようと提案してきた。
修学旅行でいう班別自由行動だ。
わかと同じ班とは不本意だが致し方あるまい。
とりあえず、一番行きたかった店へ向かう。
伊勢醤油。
焼きそば用醤油が珍しくダンナそうてんへの土産にいいのではないかとわかに買わせる。
そして、念願の伊勢醤油ソフトクリーム。
もちろん私は迷いなく注文。
わかは、それほど食べたくなさそうな顔で、それでも注文。
なら食うな。
めちゃめちゃウマい。
予想以上にウマい。
ふと横を見ると、わかが笑顔でおいしそうに食べている。
ちょっと感激した。
こんなこと滅多にない。
何を食べてもしらっとしている女なのだ。
ウマすぎてあっという間になくなり写メを撮るのを忘れた。
従って、看板のみ。
初夏の風物詩。
冷やしキュウリ。
初恋の味・レモン水。
初夏の訪れを感じながらぶらぶらする。
会いたくなかったのにバッタリ会ってしまった子どもたちが腹が減ったと言う。
先程食べたソフトクリームのことは伏せて、あの名物を食べに行く。
伊勢といえば、赤福。
赤福といえば、赤福氷。
アーノとユーハの低学年コンビは甘夏氷だが、アーナとハラペコの高学年コンビは大人と同じ赤福氷にした。
注文をすると、子どもたちそっちのけでズカズカと座敷に上がるわか。
それにつられてズカズカ上がるガキども。
お前たちも運べよ。
1人召使いのように働いた。
久しぶりに食べるとウマいが、ソフトクリームからの赤福氷はさすがにキツい。
しらっとした顔で赤福氷を食べていたわかが、アーノとユーハの甘夏氷に興味を持ち出し、勝手にユーハのを一口食べやがった。
そんな失敬なことに慣れていないユーハはしばし固まっていた。
「あれ?あかんかった?」と開き直って聞くわかの頭を張っ倒したい衝動に駆られた私。
体がすっかり冷えてしまったので、日向を求めて再散策。
わかは相変わらずマイペースにプラプラしている。
子どもたちとまた別行動となったが、10分もしないうちに高学年コンビが駆け寄ってきた。
あっちにテレビ局おったよ!
芸能人おったか?と聞こうと思ったら、それを遮るように突然猛ダッシュするわか。
なんや!
芸能人おらんやんか。
チッ。
TVクルーに悪態をつくわか。
私はそんなお前に悪態をつきたいわい。
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