琴平町議会 議会運営委員会

 

議会活性化に関する調査の視察研修に同行しました。

 

今回は、石川県内灘町と福井県永平寺町でした。

 

いずれも、議会活性化や議会改革の先進地です。


石川県内灘町議会

 

人口26000人余の人口増加している町です。

 

金沢市に隣接した海岸や砂丘がある町です。


恩道副議長(左)と夷藤議運委員長(左から2番目)に説明いただきました。

 

*毎月の全員協議会の開催

平成20年4月から、毎月議会全員協議会を開催し、

あわせて、常任委員会も毎月開催しています。

 

これにより、町執行部と緊密な情報交換や相談が随時行われ、

議会と町の情報の共有化がすすめられているといえます。

 

*議会タウンミーティングの開催

平成22年から、町区長(自治会長)会との懇談会を開催しています。

各地区代表の方との意見交換なので、偏った意見や要望ばかりを聞くようなことは少ないそうです。

 





*タブレット・パソコンの導入
平成26年5月から、全国で町村で2番目に導入。

 

これにより、約250万円の予算削減効果/年。

例規集や資料作成など、会議資料をペーパーレス化し、庁舎内で年間作成する膨大な紙ベース資料を削減している。
議会での提出紙資料は多く、それらをデータ化し、資料を持ち運ぶ必要がなくなり、
また、過去の資料も速やかに確認
でき、会議での運営進行や執行部の資料作成負担軽減につながっています。

 

また、会議の開催通知や緊急連絡、行事予定も速やかに連絡できます。

 

そして、地震や大雨などの災害発生時には、
このタブレットに、被害状況の動画や画像を撮影とりこみ、執行部に情報を伝達するなどの

後方支援にも活用できます。

使い慣れるにも事前に研修などが必要ですが、使いだすと、全議員さんが高評価とのことです。

 

 

*通年議会の導入
通常年4回の定例の議会を開催しますが、年間通じて開催する通年議会を現在導入しています。
特にデメリットはないとのことです。



福井県は恐竜を前面に押していますね。
福井駅前は、恐竜だらけでした(笑)
でも、5年後には、ここまで北陸新幹線が延伸されます。


また、越前おろしそばも、お店も多く、これも名物ですね。
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福井県永平寺町議会へ。

 

禅の里 永平寺で有名な町です。

 

川崎前議長に丁寧に説明をいただきました。



開かれた議会

行動する議会

提案する議会

 

これが永平寺町議会のスローガンであり議会の3本柱としています。

また、永平寺議会のキャラクターもあります。

 

議会がこうしたことを決めているのは珍しいですが、大いに参考になります。

 


 

*「議会と語ろう会」

永平寺議会では、年2回の議会報告会を開催していましたが、

「議会と語ろう会」と名称を変え、

議員個人の発言も認めることとしました。
意見交換や懇談をしっかりやっているようです。

しかし、参加者がだんだん減少し、90名を切ったことで、
多くの町民に参加してもらえるように、身近な集会所で開催するようにし、
90ある地区のうち、12集会所で、毎回開催地を変えながら行い、
合わせて100名~200名の参加をしているそうです。

ポスターを張ったり、チラシを議員がスーパーで配ったり、地元ケーブルテレビにCMを入れたりなど、
広告宣伝を懸命にしています。

また、年2回の開催で、毎回テーマを決め、例えば

、・地域防災力について
・考えよう!町のコミュニティバス

 ・子育てと学校給食

 ・消防署統合 

・健康福祉施設の建設について
など。なにかと工夫されています。

 

 

2町議会とも、意見交換の時間を予定より大幅に延長して、

 

お互いに情報交換や意見を得ることができました。


いずれにしても、

現状に満足せず、

常に住民・町民目線で考え、

議員自ら改革改善を推進していく姿勢!


を強く感じました。

この点は、琴平町議会はまだまだ意識転換しないといけないと、私は痛感しました。


私の議長の申し合わせの任期は来年7月末までです。

それまでに、これまでの経験を絞り出して、こうした先進地の事例をわが町議会にも

導入したいと思います。

ただ学ぶだけでなく、実践せねば。