<教育でまちおこし>

平成26年10月22日に、福島県磐梯町に視察いたしました。

面積は59平方キロメートル
人口は3739人 1199世帯 高齢者率30%
町域の70%が山林。過疎地域。会津磐梯山の麓。

 五十嵐町長(右) 穴澤議長(左)
*慧日寺跡史跡整備(門前町整備)について

歴史的風致を活かしたまちづくり
会津仏教文化発祥の地 平安初期、法相宗の学僧 徳一大師が創建した慧日寺

門前町を再現、復元をすすめています。
国土交通省の予算や過疎対策債を活用。
景観整備、門前町を地元の協力理解を得ながら進める。
少ない地元負担
例)1000万円の景観のための改築工事に、
國助成金や町助成金を活用して、一般の方の負担金を160万円。
つまり、160万円で1000万円の工事!→納得して協力してもらう。

*幼小中一貫教育について

町づくりの基本は人づくり、の理念のもと、
平成17年から幼小中一貫教育を重点プロジェクトとして取り組む。
一貫というより一体化。幼小中の先生方が、英語部会、国語部会などに集まり、カリキュラムの方針や内容を共有化しています。

特に英語学習。磐梯町の子供は、
中学校出たら片言の英語はしゃべれる!
ことを目指している。
毎年英検三級以上に50~70%合格している。

幼稚園二年保育を無料化し、義務教育11年間の考えを基本。
目的のために充分な教育予算を配分。
  • あわせて、若者が住みやすい町づくりとして、
    平成17年から若者住宅を40戸整備。一区画120万円。

教職員が熱心に取り組んでいる。
町長や教育長も熱心。

特に五十嵐町長の人脈や行動力は特筆。
いかなる予算も国とのパイプをフル活用し、補助金助成金を獲得している。
その際の企画書の中身は重要。根気も同様。

わたしは以前から指摘しているが、財政が厳しい琴平町に最も欠けているのが、
国県への陳情要望、特に国への働きかけが全く無い。
我が町に必要な事業はたくさんある。しかし、財源が無い。
だからそれを獲得していかねばならない。
当たり前だ。

金がないから出来ないのは当たり前。出来ないのではなくて、しなければならない政策事業は、何が何でもする気迫が必要。

なんで琴平町さんは、過疎対策債をもっともっと活用しないのですか?
磐梯町議長の言葉が印象。

まずは企画力。そして説得力。
すぐに取り組むテーマ。

お世話になりました。