一般質問で、教育について、
多田教育長とちょっと小野町長に質問しました。

・日本には外国と異なり、宗教教育がないことから、
道徳教育が現在でも行われている。

・新学習指導要領にある道徳教育の位置づけについては、
日本人としてアタリマエのことを目指して規定されている。

・しかし、道徳教育を受けた記憶があっても、
内容の記憶が無いのは私だけではないと思う。

・子供たちの規範
(社会や集団において個人が同調することを期待されている行動や判断の基準。)
意識を向上させるためにも、明確に文章化させることは有効と考える。

・福島県会津若松市の取り組み例  
 

会津藩には、「什の掟」というのがった。

 
こういう土壌があってできたのが「あいづっ子宣言

 

このように、小中学生にこの宣言文を元に、家族の決まりや自分の夢について作文などの募集をして普に努めている例があります。

また、明治時代後期に、鎖国していた江戸時代から明治維新を経て、明治時代に怒涛のごとく西洋文明が流入し、昔からの日本の文化習慣を軽く見る風潮があり、教育でもその傾向があったそうです。

それを危惧して作られたのが、教育勅です。

 
 教育勅語の中には12の徳目があり、
  1. 親に孝養をつくしましょう(孝行)
  2. 兄弟・姉妹は仲良くしましょう(友愛)
  3. 夫婦はいつも仲むつまじくしましょう(夫婦の和)
  4. 友だちはお互いに信じあって付き合いましょう(朋友の信)
  5. 自分の言動をつつしみましょう(謙遜)
  6. 広く全ての人に愛の手をさしのべましょう(博愛)
  7. 勉学に励み職業を身につけましょう(修業習学)
  8. 知識を養い才能を伸ばしましょう(知能啓発)
  9. 人格の向上につとめましょう(徳器成就)
  10. 広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう(公益世務)
  11. 法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう(遵法)
  12. 正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう(義勇)

    と、120年経っても、十分現在でも通用する内容となっています。

    教育長も 「ほとんどが新学習指導要領に合致する。」との答弁でした。

    こうした例から、琴平町も「ことひらっ子宣言」を作成し、子供たちが唱和することで、
    規範意識が高まっていくのではないか?と提案しました。

    この質問に対し、教育長の答弁は
     「香川県教育委員会が県内の各学校に規範意識を高める宣言文を作るような通達が出されている。町教育委員会としても支援したい。」

    というものでした。別にヤラセではありません。予想外の答弁でした。
    しかし、取り組むということがわかったので良かったです。

    具体的なことはまだ未定だそうなのですが、
    発言提案した以上、キッチリを仕上げるように 追跡いたします。