工作から上がってくるお刀、多くは土曜日に集中的に到着します。
しかしながら、土曜日は、スタッフの人がみんなお休みなので、私1人で対応します。
昨日も、見ての通り、12振り分のお刀が返って来ました。
朝から、小物や、前日のうちに注文が入った方がの発送準備をしていると、とても今荷物を開くところまでいけません。
さらに、土曜日の辛いところは、予定外の来客がよくあることです。
昨日も、以前注文打ちのお刀を買って頂いたお客様から連絡があり、新たに、別のお刀の拵をお願いしたいとが来店頂きました。
拵の作成にあたっての来店は、正直一番時間がかかります。
勿論、事前に使用や金具の目星をつけて頂いている場合は、そうでもないのですが、金具から1つ1つ考えて行こうと言う場合には、身幅と縁金の関係性の説明をして、いろんなメーカーの金具の中から選んでもらったり、自社にある在庫の金具を見てもらったり、そこからイメージを膨らませてもらうことになります。
何時間も悩まれるお客様も珍しくは無いです。
また、刀身の身幅と、縁金のサイズ等の関係性を理解されている方ばかりではありません。
全くわからない方も来られます。
昨日来られたお客様のお刀も、元身幅が36ミリを超えていました。
こうなると、既成品の縁頭で適合するものは、ほんの数種類に限られます。
昨日のお客様も、合う金具の種類が少なく、いっそ特注で金具を作ろうかと言う話にもなりました。
その位のゆとりはある方だと思うのですが、金具を特注する場合、実際にデザインなどを指定して、金工師さんに見積もりを立ててもらわないと金額が分かりません。
色々と悩んだ末、既製品である程度納得のいくものを使っていたことにはなりました。
ただ、複数の銀金具をとり安で取り寄せて、その中から選んでいただくことになりました。
その間、発送や、お客様からの紹介には答えられない状態になります。
この辺が頭の痛いところです。
とりあえず、お客様が来なくなったこの時間に、一生懸命、発送連絡のメールを送ったり、在庫の確認をしたりします。
てな事で、昨日は力尽きて、ブログを書ききれませんでした。
面目ないです。
樋鳴り良く、斬れ味も抜群の一振りです。
長寸で、居合の形から試斬まで、幅広く一振りで対応してくれると思います。
地鉄の働き、刃中の働きも見えて、観賞用としても、絵に成ると思います。
【健全な現代刀・斬れ味抜群の豪刀】「貞照」73.3cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!