最近、部分研ぎと寝刃合わせ、場合をしてほしいとの依頼を何件かいただいたことがあります。

 

 ただ、どちらも基本的には刀を痛めることになるので、お断りをしています。

 

 切っ先だけなら、ある程度得意した形になるのでさせていただいてますが、それ以外の部分を1部飛ぶと、当然ながらその部分だけわずかですが、刀身がでこぼこになります。

 

 皆さんも、お刀が物打ち辺りから切っ先にかけて、急速に痩せているものをご覧になった方もおられるかもしれません。

(汚い絵ですが、試斬専用に使われてきたお刀等では偶に見ることが有ります)

 

 それをまた元に戻すとなると、余分な部分まで削らなければならなくなります。

 

 減った鉄は元に戻せません。なので、お断りをしています。

 

 寝刃合わせも、基本的には刃先のみを立てて、切れ味を蘇らせたり、刃先を薄くして斬切れやすくすると言うことなので、長期的には刀の形そのものを崩すことになります。

 

 なので、こちらも請け負ってはおりません。

 

 当店としては、刀をコンディションの良い状態で、できるだけ長く後世にに引き継ぐことが大切と思っています。

 

 そのためには多少の需要があっても、刀を痛める事はしないと決めています。

 

 

 

 

 

最近なかなかさせていなかった、拵作成🈹権付きでの販売です。基本的には、自社で拵を完成させず、使うお客様の意向を受けた拵作成をセットにした、販売を増やしていけたらと考えています。

【直刃が冴える古刀】「兼(以下切れ)」67.4cm 、鑑賞に・拵を付け居合・試斬刀として!!!

カッターナイフは、新品なら大変良く刃が立って居て、事務に使う程度の使用では全く問題無く良く斬れると思います。

 

 ちょっと腕をペロッと舐めれば産毛も剃れます。

 

 研ぎあがった刺身包丁の斬れ味も凄いですよね。

 

 日本刀でも、研ぎ師さんに寄りますが、研ぎたての時は、毛が剃れる程立っている物も有ると思います。

 

 でも殆どの刀は、そういう繊細な斬れ味は無いかと思います。

 

 私が、動画で見せているコピー用紙の試斬も、だからその刀が、「刀」として大変良く斬れる事とはイコールでは有りません。

 

 昔、私の小さな頃には、剃刀の刃を使った鉛筆削り用のナイフも有りました。(懐かしいな~)

 

 鉛筆を削るには良く斬れて十分に使える物でした。

 

 しかし、人の骨まで断つ様な使い方は出来ませんよね。

 

 そもそも、軽作業を行う為のナイフ類や、まな板の上で軽く魚を美しく斬る刺身包丁と、秒速数十メートルのスピードで、60~70㎏は有ろうかと思われる肉の塊を骨付きで斬る日本刀では、斬る対象が全く違います

 

 では何故、私は紙を斬って見せるのか?

 

 世の中には、人はおろか、紙も何も斬れない、刃の上を指を押し付けても斬れない、「刃物」とは呼べない日本刀が氾濫しているからです。

 

 元々、古研ぎで如何にもヘタっている刀だけではなくピカピカに化粧研ぎしてある刀にも良くあります。

 

 刃引きされて、もう刃物では無い物か、そうでは無く、まだ刃物としての力を持っている物かお見せしているに過ぎません。

 

 刀は、畳表を斬るものでも無く、竹を斬るものでも無く、人を斬る物です。

 

 当店の研ぎは、基本的に、そのお刀の力が最も発揮される様に研いでいます。(研師Aさん)特に指定されなければ、竹用でも、畳表用でもなく、人を斬るのに適した(物騒な言い方ですが)肉置きにされています。

 

 刃の側面の肉を厚くすれば刃持ちは良くなっても斬れ味は落ちます。

 

 逆に薄くし過ぎると、畳表の抜けは良いですが、刃の強度を落とし、竹や硬い骨を斬り難く成ります。

 

 当店の「研ぎ上がり・斬れ味保証」のお刀、実際に店頭で見て頂くと、音でより斬れ味の凄さを皆さん感じて頂いています。(今、研ぎは、Aさん、Bさんお二人にお願いしていますが、事斬れ味に関しては、Aさんが安定して、剃刀の様な斬れ味を見せてくれます。)

 

 かなり待ち時間ありますが、試してみる価値はあると思います。

 

 

 

 

 

重ねやや厚めですが、三本杉の刃文も見事で、尋常な姿がオールラウンドに使い易い一振りです。

【身幅・重ね厚い豪刀】「無銘」70.8cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!

 

 昨日、買い取り依頼の刀が三件有って、特に短刀がいっぱいでご覧の通りです。
 

 最近は、買い取りが増えて、先月も20振り買取をさせて頂きました。
 

 ありがたい事です。
 

 市場で買うお刀より、個人の方から買うお刀の方が、総じて、修理か所が少ないので、早く売り出せます。
 

 人件費も少なくて済みます。
 

 良い物を早く、安価に提供し易いのです。

 皆様の中に、もう使わなく成ったお刀等有りましたら、是非、お声がけ下さい。
 

 よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

元幅:3.61cm 元重ね:0.81cm 先幅:3.05cm 先重ね:0.61cm圧巻の身幅に綺麗な刃文、清麿写しを得意とする八代住吉次刀匠の力作に成ります。

この価格ではなかなか入手困難と思います。一家の守護等として、是非!!!

【圧巻の身幅の美しいお刀】「吉次」70.7cm 、鑑賞に・拵を付け居合・試斬刀として!!!

(夕刻、雨上がりの一瞬に)

 

 今日は午後から夕刻まで、門真市周辺は豪雨でした。

 

 なので、スタッフも雨宿りで帰れず、雨のやんだ瞬間に勤務時間の少し残っていたスタッフも、早めに終わってもらったりしました。

 

 雨のやんだ瞬間に出てもらったほうがいいと思いましたので。

 

 ただそれより泣きたいのは、既に購入済みのお刀のキャンセルでした。

 

 1週間前、この刀が欲しいが、8月3日になら無いと金策が付かないと言われるので、今日まで、発送をお待ちして居ました。

 

 すると、今日、電話があり、先日の物より、こちらの刀の方が良いと連絡があり、その刀に付いて、いろいろ質問を受けました。

 

 「鍛え傷や刃毀れは無いか」と聞かれたので、実際にその刀を出して来ました。

些細に見ていると、微細な刃毀れを1つ発見したので、その旨をお伝えしました。

 

 すると、両方キャンセルしたい。と言われました。

 

 1週間の時間は、金策では無く、他の物も見る物色の時間だった様です。

 

 ただ、嫌がられながら、売られてては、刀が可哀想です。

 

 なので、キャンセルに応じました。

 

 通常、SOULd OUTに成って、1週間後に再び肩がアップされた場合、その方はしばらくは売れません。

 

 何か問題があって返品されたと言うふうに取られる方が多いようです。

 

 元の刀は別に何の問題もありませんでした。

 

 それがそういう風な目で見られてしまうことが悲しい気がします。

 

 今日の雷雨は、涙雨でした。

 

 

 

 

 

備中青江を彷彿させる匂い出来の逆丁子刃の美しい刃文が魅力です。

珍しい刃文を好まれる方には、最適と思います。

【青江を彷彿させる一振り】「安次」66.4cm 、鑑賞に!!!

 

 先日居合刀の補修を依頼されたお客様が、今晩取りに来られました。

 

 悪かったのは、縁頭がバリが出て手が切れるので、手を切らないようバリ取りをして欲しいと言う事と、鍔まわりのガタツキでした。

 

 これは、一般的に当店で販売している縁頭の例ですが、バリが出たという話は聞いたことが有りませんでした。

 

 とりあえずお預かりして、縁頭を少し削ってみると、よくある真鍮では無くアルミ製の柔らかい物でした、それ故変形し、一部にバリの様な物が出て手を傷つけていました。

 

 最近、目貫等では、「合金製」と表示してあるものを見ることが増えていますが、アルミの縁頭は初めて見ました。

 

 もう、何十年も前に買われたものだったので、その頃はそういう、やや粗悪な物もあったのでしょう。

 

 リューターで慎重に柄糸に傷を付けないように、縁頭を削って銀色のピカピカに仕上げました。

 

 更に、鍔周りのガタツキについては、責鏨と、厚み調整用の切羽を入れて綺麗に締め付けました。

 

 お客様は、緩い所もがっちり閉まっていたので、やや驚かれたものの、大変喜んでいただけました。

 

 同門の方達も良く利用頂いているので、補修代はお気持ち程度にさせて頂きました。

 

 刀が売れないと、店はやっていけませんが、この様な小さな対応が、信頼に繋がると思っています。

 

 あまり目立ちませんが、一生懸命やっています。

 

 

 

 

 

樋鳴りの良い、新刀初期のお刀です。綺麗に直刃が焼いてあります。地味かも知れませんが、直刃で樋鳴りも良く、しっかりとしたお刀。整備も万全です。

万全でなければ、無償で再整備もさせて頂きます。それが当店のやり方です。

【直刃の見事な無銘の良作】「無銘」71.0cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!