日本刀の勉強してみませんか
数日前から日本列島を襲った
台風10号の被害はどうでしたか
被害はなかったでしようか
どうぞ 気をつけてお過ごしください
今回は日本刀の簡単な観方について
考えてみたいと思います
押し型と法量をご覧ください
種 別 本造り脇指
刃 長 一尺八寸一分強
反 り 五分三厘弱
元 幅 一寸一分九厘
元 重 二分七厘
先 幅 七分三厘
造込み 本造り脇指行の棟、鎬筋やや高い
地 鉄 板目肌、裏面はやや流れ柾交る
地鉄の質感は錬れた感じ
刃 文 匂に小沸つき大乱れ刃、匂足太く入る
匂中に砂流し入り金筋状のもの交る
刃文の焼頭に尖り刃交る
鋩 子 尖って返る(押形参照)
特 徴 身幅充分
平肉豊かで沸深いところが特徴と云える
その他 本工の刃文には通常尖り刃が交る
寸法の割に反りが強い(高い)
刀は押し型と作り込みを観れば大体の
見当がつくものなのです
身幅が広く、更に先幅も広くて重ねも
十分にある刀これだけでおよその見当は
つくものなのです
豪壮な姿から
これは新々刀かなと思える刀です
日本刀の簡単な観方について
・手に持って意外と軽く感じるもの・・・・
慶長(桃山時代)以前の刀、即ち古刀
・手に持って意外と重く感じるもの・・・・
慶長(桃山時代)以後の刀、即ち新刀
・手に持ってずっしりと重いもの ・・・・
幕末から明治初期頃までの新々刀
こんな簡単な見分け方である程度の
時代区分を知ることができるものなのです。
先程の刀もう少し踏み込んで押し型より
沸できで 沸深く 働き十分の刃分より
相当 上位の刀工かななどと思えるものです
日本刀って楽しいですね
bzh