優品鑑賞   正 重 (室町末期 伊勢国)

 

いい刀を観るのは楽しいもの

心が癒されるし

希望が湧いてくる。

今回の優品鑑賞は室町末期の伊勢国

千子正重の刀です。

ご覧下さい。

 

  刀   正  重

 

 

刃       長  2尺4寸2分5厘  反り8分 元幅1寸強 元重ね2分6厘

 

鎬 造 り刀  行の棟、鎬幅狭く少し高い。

 

地   鉄  表裏共小板目肌やや柾に流れる。

 

刃   文  匂口締まり気味の小湾れ風の目乱れ、所々沸付き叢沸。沸つくところは匂口深い。

      

鋩   子  裏表共に一枚、僅かに飛地が小さく見える。

 

特   徴  刀身全体の刃文が表裏共に同じであることがこの一派の特徴。

 

   正重(まさしげ、1403 – 康正2年2月(1456年3–4月) )は、

   室町時代伊勢国千子派の刀工。千子派始祖村正の門人 。

   また、その一派の名、その刀の名。

   正重の一派は江戸時代には村正に替わって千子派の主流となり、

   千子正重(せんご まさしげ)の銘を切った 。

                             

                             参照 Wikipedia

 

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