この時期こんな洋画は如何ですか
いい絵を観るのは楽しいもの
心も癒されますし希望も涌いてくる
そんな暖かい気持ちになります
美術鑑賞、先ずは絵画鑑賞といきましよう
絵画鑑賞、その第一弾は私の好きな画家の一人
洋画家「麻生三郎」の「とんぼと花」8号Fの紹介です
この油絵は絵の具を塗っては削り、塗っては削りして
何度も塗り重ねて描かれたものと思いわれます
それ故に花やトンボが、花々の茂み中から
浮かび上がり重厚さが滲み出ています
じっと見ていていると絵の中に吸い込まれて行く
そんな気がします
暗褐色に塗り重ねられた色面の中に
家族の姿や自己の内面世界を浮かび上がらせる作風は
麻生三郎ならではのものとなっています
日本画では決して表現できないのではないでしようか
麻生三郎(あそう さぶろう),1913年3月23日―2000年4月5日東京都生まれの洋画家
武蔵野美術大学名誉教授
暗褐色に彩られた家族などの人物像や
自己の内面を解体デフォルメして
闇の中から浮かび上がるように描き出す
今でも人気の高い物故洋画家の一人
秋風がたなびくいい季節になりました
絵画を鑑賞してリフレッシュして下さい