大変ご無沙汰しておりました。jimutyoです。
前回記事を書いてから20日間記事を書きませんでした。
その間も、読者登録をして頂いた方また、コメントを寄せて頂いた方
本当にすみません。ご迷惑をおかけしましたことお詫び申し上げます。
本当にすみませんでした。このブログのこと、心の中でずっと気になっておりました。
遅れてしまって古い情報になってしまいましたがご報告いたします。
前回、社会保険事務局に一般病院に戻して障害者施設に転換するプランと
「特殊疾患入院施設管理加算」を既に取得していて、実績のある病院だから
強引ですが、特殊疾患療養病棟2へ移行できないかを聞きに行ってきました。
結果から申し上げて特殊疾患療養病棟への移行は
たとえ一般病院に戻して再度申請したとしても、ダメであること。
(無理を承知で強引にねじ込めないかという気持ちでいきました・・・)
障害者施設への移行に関しては、期限的な制限はありませんとのこと。
しかし、逆に心配されました。
「現在お宅は特殊疾患の加算をとっていらっしゃる。現状維持をさせつつということを考えれば
7/15までに、6月の実績を持って申請してください。7/1に遡って加算とることができます。
それに、他の事務局は分かりませんが当事務局では通常は一般病院へ転換した後の
1ヶ月間の実績を申請には必要としていますが、今回は療養病棟での実績があれば
それでよいことにしようという話をしています。
逆に7/1からの受理を受けないと加算がなくなっている期間が発生してしまうわけですから
やるんだったら7/15まででやるかどうか検討されたらどうですか?
もちろん、医師や看護士の要員数が変わりますからそれをクリアした上になりますけど・・・」
と心配までされてしまいました・・・
そういった話をしてゴールデンウィークに突入し、私は連日休みなしの仕事を
こなして、ブログを更新することができずにおりました。
休み明け、事務型のスタッフといくつか選択肢はあるが
このまま、医療区分につっこんで赤字転落していく方法と
2年間限定で障害者施設を取得し、資金をプールさせ、職員も準備を行うプラン
と、どちらがいいか検討を繰り返しました。
われわれ、事務方はいわば継続して経営をすることが目標であり、ポリシーであるわけですが
医師や看護師は治療を行うことが目的であり、その双方には大きな温度差が生じています。
これは、多くの病院が抱える問題だとは思いますが
生き残ることを主張し、われわれ事務方の方が経営という観点や人の動かし方という点では
医師よりも長けているわけですが、いかんせん理解していない医師(オーナー)が
経営トップでいる限り、そこに雇われている身である限り、オーナーの最終決定には
従わざるえません。イヤなら辞めろって話なんですから・・・
オーナー側が最終的に出してきた答えは
「このまま医療区分のままで様子を見る」
「理事会でそう決まったから。」
ということでした。意図があってそのような決断に至っているのであれば構いませんが・・・
「この期に及んでもそうなのか・・・」
「血が出ないと分からないのか?」
「もしくは分かっているのにわざと分からないふりをしているのか?」
「血が流れでて、初めて気が付くふりをし、職員を減らした大義名分がなければ
医師への解雇通知も出せないのか?」
落胆し、また提案し、落胆し、提案しの繰り返しでブログを更新する気力が
正直保てませんでした。
当院は、これから1ヶ月半後、医療区分に突入します。
現在の医療区分の内訳は
3=5%
2=61%
1=34%
もちろん、これまでの数ヶ月、患者さんの入れ替え作業をできうる限り行ってきてこの状態です。
4月でも売り上げ下がりましたが、再来月からは
対前月比マイナス12~20%の世界へ突入します。しかも業務量は増えながらですから
例えていうと、ある程度空気が張った風船にさらに空気を入れるとぱんぱんにふくらんでくることは
想像に難しくありません。
すべてとはいいませんが、本当に多くの医師は我々庶民とは違う世界で生きている・・・のか?
「赤字になれば、おしなべてボーナスカットで何年か乗り切ればいいんじゃないの?(笑)」
「どうせ、うちなんか老健みたいな感じでしょ?!医療区分3とか、神経難病なんか診れないって!
ムリムリ」
私を慕ってくれてついてきてくれる部下の前で、今のような話するなら、
この状況ですら、理解しようと努力すらしないなら、やはりうちのような病院は
一度リセットか規模を小さくするしかないだろう。イヤされるべきなのかもしれない
次に確保できる医師に志があるかどうか別ですが・・・
賞与をおしなべてカットすることはやってはいけません。
私はそう思っています。
そんなエセ民主主義みたいなことをいって一見平等性をうたうよりも
この非常事態の中、職員1人1人に意思確認を行うべきでしょう。
私はこういった考え方で診療を行い、今後はこういった方法でこういった医療を
こういったスタッフとやっていきたい。あなたの業務量は1.5倍増えます。
それに頑張ってみても、売り上げが上がる家計費を大幅に減らすことができなければ
先々老健などの介護施設になる可能性もあります。そんな厳しい条件で、この給与で
一緒にやってくれますか?それとも、イヤですか?