誰にでも思い入れのあるオートバイがある。
それが人一倍強いのが俺で、これほど美しい工業製品は他にはないと思ってしまうのだ。
カタナを引き取った翌日に早速、青海埠頭まで走って相棒の雄姿を撮影してきた。お台場は夏休みの盛り上がり雰囲気一杯で、こっちまで浮かれた気分になってきた。
青海埠頭公園にはいつものように数台のオートバイが停まっていた。天気は快晴。真夏の照りつける太陽が、新車同様となったカタナを一層輝かせてくれた。
新車以上の輝きを放つエンジン部分。
この輝きをいつまで保っていられるのか。こま