会社で取引のあるガードマン会社 ( 交通誘導など) の社長、
私と同い年なので、「( 私が、) 何段か ?」、聞いてきた。
段 ? 私は、大昔、最後にとった、段の事を答えたら、彼は、柔道をやっていたので、
「( その段ぐらいなら)、負ける気がしない !」 と。 フッ(笑) !
後日、道場の若い者ンが、剣道の方で、段を取りに行かされた時に、
昇段審査の審判を、やってる人が、師匠のとこに来て、「 おかしい、おかしい。」 と、言うので
うちの師匠が、「 おかしい。って、何がおかしい ?」と、聞くと
「 四段 の実力があるのに、二段に、受験に来てる。」、「おかしい !」と、
うちの師匠、曰く、「 年数が来たから、昇段審査の受験をする方が おかしい。
師匠が認めて、初めて、次の段を、受験する。」って話を してあげました。
それを聞いたら、社長、「( 段位を鵜呑みにして ) やってたら、やられてた。」と、
小さな声で、ボソッと、言ってました。
身体に絵が描いてあるような、 非合法の団体 ( 反社 ) の間では、
私が、「 武道やってる 物凄く強い奴。」 だと、知られて有名になってましたから。
( 元々が、物静かな方ですから )、わざわざ、素人相手に 威張る必要はありません。
昔は、東海四県の試合は、三段以上で、人が居ないのか、( 私まで ) 選手に 駆り出された。
その時に、段を ( 初心者用の技 )、無理やり取らされただけでした。
(師匠にしてみれば、自分の弟子は、一種の作品だから、他の先生に自慢したかったのかもしれません。)
その後、他県 ( 他所の団体 ) の試合で、それを、やんなきゃならいのかと、思ったら、
胃液が込み上げてきて、( 胸糞悪くて、反吐が出る。の 日本語の言葉通りに )
以来、体質的に、会わないので、何十年もやっていません。
それを知らない、他流の お爺さんは、自分の方が、キャリアが長い と思ってるようでした。
会場の後ろの席に陣取り、私が後輩と話している会話に、聞き耳を立てて、
「 それが本当なら、俺より長くやってる。ことになる、嘘 だ。」などと、
「( 自分は、対外試合の選手になると)、タダで旅行出来て、飲み食いできるから、やってる。」と、
私は、 遠征旅行も、嫌い。酒も、 大酒飲むほど、好きじゃない。
段位は、昔取ったままなので、過去にそのお爺さんが下から上がって来た時に、試合で対戦したこともあります。
「 段はいらないから、返してもいい。(段外でもいい)」 と、師匠に言ったことがありますが、
「 まぁ、待て。」と、名前が残っていたようです。
師匠は、( 自分の主催の大会で)、試合で勝たせたがっていたらしく、毎年、試合直前に、あれこれ、課題を出して、
奮起させようと考えていたようだが、最後に、「 お前、試合に勝とうと、思ってないら ? 」の
問いに、「 その通りです。」と 答えてから、諦めて、言わなくなりました。
私が昇段審査なんかを、やらない事を 苦々しく思ってる審判は、
他所から来る審判にまで、「あいつ、(制定) やらん。」と、告げ口して、
私の試合の審判の時に、首を真横に向けて、判定の時は、身を乗り出してまで対戦相手に旗を揚げる。
段を取って威張りたがって 他にも画策していた、審判の年齢制限を作って、
自分がその歳になって…。そいつが、ポックリ逝っても、それは、今でも続いてます。(大笑)
私は、試合で、旗が、上がったら、カッコつけてると思い、恥だと思ってますから。
試合や昇段が、大事だと思う輩は、それをやればいい。
それで、気が入る人は、それを、やればいい。
「 実戦で後れを取らなければ それでいい。」
命が掛かった、事故や、事件に遭遇しても、肩の力が抜け、
臍の下の丹田に 紐を括る様な感覚。
それを、また、体験できれば良いと 思ってます。
昇段試験を受けさせられた時に、
自分と一緒に、昇段審査を受けた人が、その時、七段に。(笑)
考え方は、人それぞれ、我が道を行く。