young playwrights。朝のごはん。愉快なアカエボシ。見てきました。
怪我で入院したおじいちゃんの家に久しぶりに家族が帰ってくる。主不在のその家で待っていたのはじいちゃんがおばあちゃんの死後に新しく作った若い恋人とその友人。
集まってきた家族達もみなワケありで。
特に好き勝手に行動し発言する次女はみんなが腫れ物扱い。
じいちゃんの若い恋人にしか見えていないらしい、やたら口の悪い謎の幽霊?も交えて、離れたり壊れたりくっついたりする家族の物語。
一ヶ月くらい前に同じ場所で同じような舞台を見たわけだが、こちらはよりファンタジーでファンシーでダークな雰囲気。可愛さとエグさと。女性らしい視点だなと思う。
次女を初め家族みんながしっくりいかない理由をちゃんと家族ドラマとして描きながらも謎の幽霊の存在を始め、見てる人の意識に引っかかりながらもきちんと説明はされない不思議なセリフや設定について考えるのがとても楽しかった。
忘れられないのが、とある登場人物が登場するなり舞台の外を指して「すぐそこで人だかりができていた。誰か刺されて倒れてたみたい」と言う。それまでのお気楽ムードをぶち壊したその話は何故かそれ以上膨らむことなく、すぐに別の話になる。
劇中でのその数日後、お話のクライマックスを経て、その発言をした彼は刺され、逃げ出し、人だかりの中で倒れることとなる。そして舞台内ではまるで何事もなかっようにエンディングを迎えていく。
どんな意図があっての登場時のセリフだったのかはわからないが、まるでよく出来た怪談のようでゾッとした。
この作品、二回目に見るのが一番面白いことになるだろうな。もう一度見たかった…
とにかく人物描写が見事だったし、色々な仕掛けが楽しいお話でした。