夜明け前の感想 | katanのブログ

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 苗穂聖ロイヤル歌劇団。夜明け前。見てきました。

 舞台を見始めた数年前から事あるごとにその名前だけ聞いていた苗穂聖ロイヤル歌劇団。
 ラスト公演にて見ることが見ることが出来ました。間に合った。

 
 夢を諦め部屋に引きこもる男。楽しみといえば高校からの腐れ縁の友達と遊ぶことと、深夜に聞くラジオ番組。
 あるとき、そのラジオ番組のDJが自分の高校時代の話をしていた。

 それは男も知っている高校の話で、話に出てくる少年は明らかに自分のことで。

 
 思い出される高校時代の思い出。楽しかったこと。苦い経験。そして抱いていた夢。

 男は手紙を書くことにした。昔渡せなかった手紙を。もう一度。


 そんなお話。自分自身の学生時代の記憶が一個一個思い出されるようなお話で、きっとこの舞台を見た人みんながそれぞれ自分のことと照らし合わせながら見ていたんじゃないかと思う。

 現代と過去を巧みに行き来しながら少年が忘れてしまった過去が少しずつ明らかになり、それが現代へと繋がる伏線へとなっていく。

 男の高校時代の淡い恋心の話をベースにしながらも、現代における謎の通り魔事件とその真相へと繋がる話も同時進行するので雰囲気が甘いだけでは終わらず緊張感もある。

 札幌でも名うての役者さんたちが集まっているため演技力もさることながらアドリブによる笑いのシーンも見ごたえがあった。

 気がつけばあっという間の時間であり、前評判の高さがうなづける面白さであった。
 舞台装置も技ありなものが多くてビックリ箱のように楽しかった。

 映像化してくれないかなぁ。何度も見たい。

 この舞台をもって苗穂聖ロイヤル歌劇団は解散。本当に見れて良かった。