体調悪し(二日酔いではない)。
明日締切の原稿を書かなくてはならないのだけれど、どうにも動けず。テレビで日蝕を見る。
悪石島が映る。悪石島といえば、先日見た王子直紀さんの写真「牛島」にも出て来た。悪石島なんて、なんてネーミングだろうと思って印象に残っていた。

日蝕。

いま、細々と三島由紀夫の文学論集(講談社文芸文庫)を読んでいるのだけれど、「裸体と衣装」のなかに日蝕のことが書かれていた。

 四月十九日(土)
 金環食。(美しい名だ!)但し東京では部分食。(情ない名だ!)

これは昭和三十三年の日記。昭和三十三年にも日蝕があったのだ。
ちなみに昭和三十三年は三島が結婚した年であり、『鏡子の家』を書き始めた年である。

小学生くらいのとき、運動場で下敷き越しに日蝕を見た記憶がある。たしか、そのために黒い下敷きを買った。もちろんそれは昭和三十三年ではない(残念ながら、まだ生まれていない)。


夕方、近所のスーパーで買い物をしていたら久しぶりにk池から電話。「好きだよ」と告白される。それは知っている。


h多さんに誕生日プレゼントとしてもらった抹茶黒豆を食べる。抹茶のほろ苦さが絶妙である。危険だ。一気食いを自らに禁じる。


あああ、原稿を、書かなくては!