皆さんこんにちは,KENです!!

さて間もなく7月24日がやってきますが,

皆さんはあの日に何があったのか覚えて

いますか?

 

そうそう,9年前,まだ『平成』だった頃の

2011年のこの日に日本のテレビ放送が

デジタル化したのです。

 

9年前といえば,3月11日にあの日本人の

生活感を大きく変えた,『東日本大震災』

『福島第1原発事故』という想定外の事態が

あり,これを境に日本人の気持ちはもはや

落ち込み状態になっていたのは,

お気づきの通りですね。

 

 

そのような中で,同年7月24日に,日本の

テレビ放送を60年近く牽引してきた

『アナログ放送』が東北被災3県

(岩手・宮城・福島)以外の地上波及びBSで

完全終了し,いよいよ新たなる

『デジタル放送』の本格的な門出を迎えたのです

〈東北被災3県の地上波についても,

翌年3月31日に完全終了〉。

 

 

この60年近く,日本のアナログテレビ放送は

NHKと民間放送(民放)が切磋琢磨し,

数多の番組やニュース,時には生々しき事件や

災害の映像などを全国のお茶の間に届けて

きた他,民放では数多くのCMも皆の心を

わしづかみにしてきました。

 

そして,2011年,先に述べた東日本大震災

という悲劇と7月18日のサッカー女子W杯での

日本代表(なでしこジャパン)の世界一という

喜劇を最後の最後に伝え,7月24日正午,

華々しいカウントダウン番組その他で全番組終了・

深夜0時,アナログ最後のエンディングで停波と

なり,テレビ放送は完全にデジタルにバトンを

渡して,新時代を迎えました。

 

 

正午終了のあの時,日本テレビ系では今や

フリーの徳光和夫アナが1953年からのテレビの

歴史を語って締めくくり,フジテレビ系では

お決まりの『FNS27時間テレビ』での

『笑っていいとも!』特別版でのカウントダウン

そしてテーマソング『ウキウキWATCHING』

地デジバージョンが流れ,

 

かと思うとNHK総合

テレビでは鈴木奈穂子アナによる淡々とした

「アナログご視聴,ありがとうございました。」

みたいなあいさつに『どーもくん』が手を振る

画面といった形で何の混乱なく終了し,

深夜0時停波の前には,東京では日本テレビで

あの往年の鳩アニメのエンディング,

また大阪でもMBSテレビやABCテレビの他,

全国至る地域の民放テレビ局で,60年近い

アナログへの感謝と回顧をするエンディングが流れ,

ついにアナログ放送がザーザーの『砂嵐』

化しました。

 

 

私は奇しくも,テレビマニアながら世紀のこの一瞬を

ナントナント見逃し,後からインターネット動画で

これらを見る羽目になり,

「ああ!あの時リアルタイムで見ていれば!!」

今更ながら残念がっている日々です。

 

 

しかし日本テレビ系の徳光さんの話も,フジテレビ系の

『ウキウキWATCHING』地デジ版も,NHK総合

テレビのあのあいさつも,9年が経ち『令和』に改元

されてもなお面白く懐かしく,時々よく見ています。

 

皆さんはこのアナログからデジタルというものを,

どんな形で迎え入れましたか?家族と共に,

あるいは友人や恋人と,もしくは1人で悠々と。

それぞれの反応は,様々であると思います。

 

 

まあ,アナログ放送はテレビの『お宝』ですが,

この21世紀のご時世には技術的に古くマッチ

しないから,という意味で2001年の放送法改正で

10年したら全部終えるという話になり,

結局約束通りにとりあえず2011年終わって

しまいましたが,デジタルは素晴らしい映像と音声が

売り物,しかもゴーストもないというから,

やはりデジタル放送の存在感は大きいです。

 

『テレビ離れ』という言葉が昨今ささやかれ,

ネット社会の中でテレビのあり方も問われて

いますが,どうか皆さんと共にこれからの

テレビを支えていこうではありませんか!!

どうか,テレビが100年200年と続きますように。

 

以上,KENでした!!