このサイド9にはもうモビルスーツに乗れる人はいない。だったら死ぬ気で俺たちが出るしかないだろう。そうエフレムは考え出した。
「分かった。やろうか、ベン」
ベンは表情ひとつ変えずに、
「よし、じゃあ行くぞ」
と言って二人は格納倉庫へと足を踏み入れた。
格納倉庫のドグマは無事だった。門番のドボルが奇跡的にもいなったのでちょうど良かった。
ドグマに二人は乗り込み、エンジンを入れた。
「よし、行くぞベン!」
そうエフレムは叫んだ。
しかし、ベンはエンジンは入ったものの動かし方が全くわからなった。
一方、エフレムは分かっていた。
「なんでお前は動かせるんだよ!ニュータイプかよ!」
「え?」
エフレムはベンのその一言が何故か引っ掛かり、不思議な気持ちになった。
続く
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