先日話をしていた時に「肝油ドロップ」の話が出ました。

子供の顔が印象的な黄色の缶・・・
覚えている方はそれなりのお歳だと思います。

ちなみにこの子が誰だかいまだに知りません。

 
で、そんな肝油ドロップ。。
美味しいんですよねー、甘くて。
 
 
そもそも肝油とは字の通り肝臓の油。
肝油ドロップには魚のタラなどから
生成された栄養素が豊富に含まれています。
 
 
主な栄養素はビタミンAとビタミンD。
だから子供の成長には非常に
助けになると言われています。


が、食べすぎる・・・ということは
ビタミンを過剰に摂取するということ。

 
ビタミンの過剰摂取でこんな例があります。
 
 
 
 
1596年、オランダ人が北極海を探検した際に
ロシアで船が動かなくなってしまった。
 
 
探検隊はやむなく船を降り、陸路を取る。
だが、ここでの一番の難敵はホッキョクグマ。
 
 
ホッキョクグマは探検隊が上陸した先々でヒトを襲い
銃弾を6発受けても倒れず、よけい怒り狂って人間を襲う。
 
 
それでもなんとか倒した探検隊は
新鮮な肉に飢えていたこともあり
クマの肝臓がたっぷり入ったシチューを大喜びで食べた。

 
熊肉は基本的に美味しいのですが、問題は・・・


食べた後に発汗、発熱、めまいはもとより、
唇や口などの部分がはがれ落ちはじめる。
その中でも3人が特に悪くなり、彼らは全身の皮膚がはがれ落ちたという。


これ、ビタミンA過剰摂取の副作用ですね。
皮膚が剥がれ落ちるってやつ。


だからといっても、相当な量を食べなければ
ここまでなるのはなかなか無理です。


ただ、健康になるためのビタミンだって
過剰な摂取は、確実に身体に負担をかけるということなんです。

 
たったいま、なぜか高橋名人の「ゲームは1日1時間!」って言葉を思い出しました。


足るを知る、じゃないですけど、身体に
良いものもやりすぎるとアダになる。


「健康のためには死んでもいい!」みたいな
健康法をする人も中にはいるんです。


ちなみにこの肝油ドロップ、ワタシは子供のころ
盗み食いして10個以上食べた覚えがあります。


が、まったくもって平気でした。
くれぐれも真似はしない方が賢明です。

(2018年10月のFB記事を改変したものです)