世界保健機関（WHO）は17日、
新型コロナウイルス感染症の症状がある人は
抗炎症薬
「イブプロフェン」の服用を
避けるよう勧めました。
https://medical.jiji.com/news/29543
ｲﾌﾞﾌﾟﾛﾌｪﾝは、
非ステロイド性の抗炎症薬（NSAID）です。
イブプロフェンが配合されている市販薬
これは、
炎症や痛みなどを抑え、
熱を下げる働きがあります。
一般市販薬の痛み止めや
風邪薬にも配合されています。
既にかかっている
新型コロナウイルスの
感染症を悪化させ、
合併症を伴わせる可能性のある成分が
入っているものがあります。
（フランスのオリビエ・ベラン（Olivier Veran）保健相は
熱がある場合には、
アセトアミノフェンを服用するよう
ツイッターですすめています。）
新型コロナウイルスの初期症状は、
熱があったり、
咳をしたり、
一般的な風邪症状との差はありません。
初期症状で
その診断をつけることが難しいのだから。
最初から、内服するなら
ｲﾌﾞﾌﾟﾛﾌｪﾝ配合薬を避け、
ｱｾﾄｱﾐﾉﾌｪﾝにした方がいい。
実は、
ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞもNSAIDｓを服用すると
症状が悪化する事があります。
だから、私は、
風邪の諸症状があって熱がある時には、
最初からｱｾﾄｱﾐﾉﾌｪﾝを処方しています。
だって、
発熱、咳、だるさの症状で
これがインフルエンザで、
これが普通の風邪で、なんて
判別ができないから。
もし、
皆さんがいつも飲んでいる薬があれば、
ぜひ外箱の成分をお確かめ下さい。
いつもの薬だと思っていても、
新型コロナウイルスやｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞで
飲んではいけない成分が入っているかもしれません。
『富永喜代』
愛媛県松山市『富永ペインクリニック』理事長。
2万人声の臨床麻酔実績を持つ麻酔科専門医。
著書は30万部越え。
緩和医療から尊厳死まで、痛みで苦しまない人生を導きたい。
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