続きです



お酒の飲み過ぎと元々身体も弱かったそうで
60代前半で病死したダディ


寿命だけはダディに似たいと思う
私も60代前半で死にたいから






父はアルコール依存症で入院していたそう
私は小さい頃一度だけ
病院に連れて行かれた記憶がある
その時、小さなドアの窓に鉄格子があり
母が窓から除いたら
中の人がニョキって出てきて母が驚いたという
断片的な記憶だけがなぜか残っている
ニョキっと出てきたのは父ではない


今思うと、父が入院していたのか?
入院させるために下見に来ていたのか?
よくわからないけど
なんか独特の雰囲気の病院だったことだけは
感覚的に記憶として残っている


小さい頃すぎて
記憶がかなり塗り変わってると思うけど
父がアル中で入院経験があったと
叔母から聞かされた時
あの病院だったのか…となんとなく納得した




血の繋がらない祖父はお金持ちで
当然、別荘も持っていた
別荘へ行くと何故か知らないひと家族がいて
とても優しくしてくれて私の爪を切ったり
髪をといたり遊んだりしてくれた



大人になってわかったのは
その家族は別荘の管理人さん一家
ここの娘さんであるおねえちゃんが本当に優しくて
オムライスは大好きでとても懐いていたらしい
これは、マミーから聞いた話


お嬢様だった記憶がないのが勿体無いと
オムライスは昔の話を聞くたびに思ってしまうw




マミーは、私たち姉妹を二度捨てている

父が何故アルコール依存症になったかは知らないけど
酔って母と怒鳴り合って喧嘩してるのはなんとなく覚えていて、この光景や声をしょっちゅう聞くようになって程なく



母はいなくなった


これが一度目の家出



でも、半年くらいして戻ってきた…らしい
(幼いから期間は全く覚えていない 叔母談)



ある日、オムライスが家で姉のピアノを弾いて遊んでいた、その当時オムライスは姉のピアノで、よく弾き語りをしていたらしいww
もちろん、作詞作曲は自分で🎹♫
めちゃくちゃな弾き語りで騒音だったそうな←姉談



ダディがその横で寝そべっていたら
玄関から入ってきたマミーがニコニコして



「あら〜オムライスちゃん、元気だった?」と

「あ、マミー♡(*'▽'*)」


と、駆け寄ろうとしたら
父に制されて


「何しに帰ってきたんだ💢」
的なことを言って(多分)
怒ってマミーを追い返したような記憶がある…



でも、何故か気が付いたら
数日後マミーが家の中にいた


大人達の会議で戻れたんだろうか?




二度目の家出は
私達姉妹を血の繋がらない従姉弟の家に預けて出て行った時だ


オムライスが大人になって
マミーから聞かされたのは

二度目は離婚を確実に決めていたそうで
大阪で3人で暮らす家や仕事を探し、暫く住んで働いてみて自分の稼ぎで生活ができるようになるまで
2人を預かって欲しいとお願いしたようだ



全員と血の繋がらない
ダディのお兄さん家族に私と姉を託して行ったマミー



だが、






ここでの生活は辛い感情しかない
記憶が乏しい私でも嫌な思い出が殆どだったから姉はもっとだろう

姉はこの時の生活が未だにトラウマで、その原因を作った母を今も恨んでいる

流石に50代になっても母を恨む姉をしつこいな…と、オムライスはちょい思うけど、姉の方が嫌な思いをしたから仕方ないのかとも思う  この時期のことが姉の心の傷になっているらしいから



この従姉弟家での居候生活をする前

何度か家族で遊びに行った事がある

その時はダディとマミーも笑っていて

みんなで食事をして楽しかった記憶がある




それが、一緒に暮らすことになってから 

徐々に従姉弟やその親の態度が変わっていった



従姉妹の姉の方と、その母親だ



姉と従姉は歳が近く仲良しだったけど

居候だと気づくと、だんだん姉を馬鹿にし

小学校でもみんなに親に捨てられた子で

うちで居候して私の召使いなのよ!と吹聴していたらしい、昼ドラに出てくるような光景であるが

ノンフィクションである←姉談




この家の救いは、弟だけはいい子で

私達姉妹と仲良くしてくれた

「あの子だけが救いだった」と姉はいう




姉は昔からみんなから人気者で

人が集まってくるタイプ

若い頃は男性からもモテモテだった



居候だと聞かされても

学校で人気者だった姉が妬ましかった従姉は

家の中でいじめを始めた



私の中での記憶は

姉が見当たらないからお風呂場へ探しに行くと

いつも従姉がお風呂場から出てきて

中を見ると姉が泣いていた



その事を大人になってから姉に聞くと


あの頃は

いつも従姉に嫌味を言われ罵られ

言う事を効かないと家から追い出すと

脅されていたそう



「私の友達とはいっさい口をきくな!遊ぶな!家でも学校でも笑うな!!」

と言われていたらしい

恐ろしく意地の悪い子供だ




姉からすると

子供心にここから追い出されたら

行くところがない、母に捨てられたと思っているので

言う事を聞くしかなかったそう

なんとも可哀想な姉💧



私はというと、

小さすぎて言ってる意味もわからないからと

私にはその従姉はキツく当たる事はなかったけど

そのかわり通いの家政婦が酷かった

通いの家政婦さんが2人いて

1人は優しかったけど、もう1人の鬼婆は最悪だった



小さいから告げ口できないと思ってるのか?

大人のいないところで怒鳴られ怒られ

イライラすると当たられていた

雇い主である、おじさんとおばさんのいないところではタバコを吸ってて、歩きタバコで私を散歩に連れて行っていた  今では考えられないベビーシッターだ



オムライスは母親がいなくなって情緒不安定になったのか?オネショを毎日するようになってしまった

すると毎朝、この家のおばさんに叱られ

布団叩きでパンツを下ろして生尻をペシペシ叩かれていた。


「オムライス、ミミズ腫れしてたよね〜💦可哀想だったわ、あれは…」と、姉が言っていた



私も痛いのは覚えている