今回のアメリカ大統領選挙ほど多くの気づきというか学びがあった選挙はなかったのかもしれません。
先日観たヒストリーチャンネルと少し前のNHKスペシャルで、アメリカの病巣を知ることができ、そこに変革しようとしたトランプが、単なる思いつきではなく、おそらくかなり計算づくでなるべくしてなったんだとこの二つの番組で感じた。

アメリカに限らず、イギリスの国民投票の結果を見ても分かる通り、アングロサクソンな国は、今までのグローバルな考えを止めようとしてます。

人のことを言ってる場合ではない、人の世話を焼いている暇などない、そこまで追い詰められているのかもしれませんね。
このアングロサクソンな国は、国内にはとても無頓着すぎたのかもしれませんね。特にアメリカは。

アメリカの大学の学費は相当高いですね。年間400万円ぐらいはかかる。四年行って約2000万円。生活費もあるから、4000万円ぐらいはかかってしまう。
欧州はこれは国が負担する部分が多く、さほどでもないようだが、アメリカの大学の学費の高さは、アメリカの学生たちが卒業してもなお、奨学金ローンの返済のために貧困で、それ以前に退学したりしているのも分かる。サンダースに支持が集まるのも当然だ。

どこの国でも若者が国を支え、また守り、繁栄に導く。どこの国でもだ。アメリカはそれになんとか気がつき、若者は「変更」を望んだように思う。変革ではなく、変更を。
恐らく、トランプはこの若者たちにも政策を抜かりなくするだろう。

日本はどうか?

日本はアメリカより深刻なのに、とても関心が低い。この若者に、我々おじさんたちがを支えてもらわないといけないのに、肝心の我々が、目先のことしか見ていない。
教育が大切だと言っても、奨学金改革をしているか、公費助成をしているか、学生の援助をしているか、あまりしていない。この辺りは欧州を見習ってほしい、大至急。

西暦2050年まであと35年。この辺りではもう劇的に変わりすぎている。もう手遅れだろう。
2030年は後15年。今の学生が卒業してちょうどバリバリ働き脂の乗った頃だろう。この年に照準を合わせるのなら、ギリギリかもしれない。日本は即刻、今の若者が安く教育を受けられるようにしつつ、勉強をしたくない若者には、労働と技術で、高い評価を与え、無駄な時間をかけずとも職につき、この先何十年も身を立てられる技能と経験を身につけられるように日本を作り直すべきだろう。

若者が日本を支え変えるのは間違いない。
せめて我々の世代が、若者にチャンスを与えられるように世の中を変えないとと思うのだが。