いやー、ほんと久しぶりです。
暑いですね。
先ほど東京出張から戻ってきました。
東京は蒸し暑かったけど、九州よりは過ごしやすかったですね。

ところでですが、私たちのサービス、つまり商品には大きく二つありまして、規格通りのものを提供するサービスとつくり込むものとがあります。
それは何も私たちの業界のみではなくて、例えば、ソフト開発会社であれば、パッケージソフトを作って、CDとかに焼いて売るようなものもあれば、クライアントの業務に合わせてつくり込むようなシステム開発みたいなものと同じですし、コンサルタントさんで言えば、本でも書いてノウハウのさわりみたいなものを提供することもあれば、どっぷりと入り込んで分析指導をするようなものもあります。
だいたい前者は単価は抑え気味で数をこなして売上や利益を作るのに対して、後者は価格も高くなる場合が多いです。

小さな会社は特にリソースが不足していますから、どちらかに特化して経営資源を集中するところも少なくありませんが、開発ができる会社は、特に悩ましいところです。

私たちの場合は、手間暇を考えると、規格のサービスを提供した方が良いのかもしれませんが、既に価格競争にさらされていて久しく、労働集約産業の典型みたいなコールセンター業界では、席数を増やせない私たちでは、売上増が見込めず、この種のサービスに依存するのはかなりリスキーです。
かと言って、つくり込むようなサービスだと、そもそもお客座と出会う確率が低いし、見つけても受注まで相当時間がかかることが多い。加えて仕事が取れたとしてもかなりの手間暇をがかかります。小さな会社の場合、社長が何役もこなしたりするのは当たり前ですから、受注出来ても、その間は新規の受注活動が出来なくなる場合も珍しくありません。

コールセンターの仕事は突き詰めていきますと、人と人のやり取りを行う業務で、その人は様々な目的で電話をしてきますし、同じ相談や問い合わせ内容であっても、同じ返答、同じ言い回し方で良い場合とそうでない場合も多々あります。同じようなサービスでも微妙に違うことが当たり前で、ここがウリだったりする私たちの場合は、規格的で、数をこなすサービスよりも、手間暇がかかるサービスの方が、私たちの強みや経験を発揮できたりします。

本当に悩ましく、日銭は欲しいが、先々発展か見込めない商品をやるべきか、今までの経験や強みを活かして、独自の商品を作り提供するか、今までも試行錯誤してきました。

その答えを私なりに見つけ、本当に今年から、それに邁進していますが、ここに来て、成果が出てきそうでありがたいです。
もともと早いタイミングで成果が出てくるなど思ってもみませんでした。それは今も変わりません。今あるものは案件程度で、これから先が長いのは覚悟の上です。しかし私が喜ばしいとする、嬉しい誤算だとするのは、私が提供する商品の理解が容易いものではないと思ってましたので、そもそも成果の前触れすらこのタイミングでは見込めないだろうと思っていたところに、好反応を得たことがありがたいと思いますし、安堵もしているわけです。

まだ売れるとか儲かるとかそのレベルではなく、そこに一喜しているのではなくて、方向性や方針にどうやらズレはないという確信を持てたことがとても嬉しいと言いますか、自信になったことが、ほっともし、感謝もしています。

これでよかったんだろうか?
本当にこのままいけば大丈夫なんだろうか?
経営者はおくびにも見せませんが、実はいつも自問自答していたりしてます。私だけかもしれませんが…
とにかくそこの不安が少し消えただけでも、今回の出張はかなりの成果があったと思います。