つづきです。

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最近は、ご存じの通り、NTTグループとKDDI、ソフトバンクとこの3つに収まっていますが、また、以前のようなドラスティックな事業統合や分割、提携などがあるかも知れません。
当時、ちょうどマイライン前だったと思いますが、もう、ひっちゃかめっちゃかでしたもんね。
今でこそライバル企業毎が事業統合したりするのは当たり前になっていますが、当時は、あり得なかったしね…

ちなみに賢く生き残るのは、KDDIさんだと私は思っています。
っていうのは、先に述べた一連の合併で、一番賢かったのはDDIですもんね~
DDIさんは申したとおり、自前で基幹網を無線でつくったんですが、マイクロウェーブってのはやはり不都合な点もありまして、技術的なものや応用などから して、基幹通信網が光化されていた日本テレコムさんや日本高速通信さんにインフラの質として若干劣っていたし、交換局の交換機も確か、第二電電だけは少し 劣っていたと思う。
それが、第二電電さんの営業力でもって、彼たちを遙かに引き離し、高速通信さんやKDDさんなんかの光ファイバー通信網を手に入れましたからね~
やはり、営業力とそれと稲盛イズムですよ!つまり理念かなと…。ですから、その流れを汲むKDDIは強いかなと思っています。携帯電話で言えばauですね。
そこに一石を投じるのは、ソフトバンクさんですかね~?!
ソフトバンクには孫イズムがありますからね!それと昔の第二電電を思われるような営業力もありますから、今後はとても魅力があります。ただ、違いは、稲盛 さんと孫さんの通信事業に取り組む契機となったところの純粋さ加減は圧倒的に稲盛さんですので、そのあたりが、消費者には今は伝わっていて、KDDIが総 合的に強いんだと思います。稲盛さんのあの当時はのあの事業は、信念でしたもんね~

で、営業力って言葉がでましたので、ちょっと代理店さんの話も…


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新電電(NCC)が認知され、利用者の拡大に寄与していったのは、紛れもなく代理店の力です。
特に第二電電さん、つまり今のKDDIさんの基礎は代理店によるものと私は思っていますし、yahooBBでADSLモデムを配付しまくっていたソフトバンクさんなんかも、代理店の力は相当だったはずです。

少し過去に遡らせて頂ければ、今から20年近く前ごろというか、少なくとも15年前のころの有名な第二電電系の代理店さんは、光通信さんでしたね。そう重田さんの会社です。
この光通信さんは、確か、事務機器というか通信機器などそういうのを販売する会社だったと記憶しています。
その光通信さんが、第二電電の事業に共感したのか、どうか解りませんが、彼たちも当時の市外通話割引サービスを取り扱っていて、それはそれはすごい成績を残していたと記憶しています。
その後、光通信さんは、携帯やPHSなんかもやっていたと思いますし、特に携帯電話はHitShopかなんかの名前で展開していて、相当売上ていたと思います。
当時、市外通話サービスの販売について、光通信は、いわゆる訪問して提案して販売していく方式でしたが、かなり強引なものもあったと当時聞き及んでいます。
というか本当にある意味すごい会社でしたね…、実際…。
ただ、光通信さんは今も代理店として頑張っていますが、今は、悪い噂を聞きませんね。
私が聞いた頃からかれこれ8年ぐらいは経過していますので、相当改善されたんだと思います。
当時は、第二電電系がメインだったと思う。
ある方の話によると、光通信さんは、徹底的に社員教育をして、ちゃんとした営業方法を教え込んでいるとのことです。
彼たちもソフトバンクと組むようになって変わっていったんじゃないでしょうかね…

それから、有名なところでは、MSコミュニケーションズさんですかね。
このMSさんは、もともとは三菱系の通信会社と住友系の通信会社とが合併して出来た会社で、数年前に、カルソニックの通信部門も更に合併し、つい最近では、三井物産系のテレパークとも合併されるとの新聞記事を見ました。
ちなみに、バブルがはじけいわゆる金融危機の時に、例えば、さくら銀行(三井系)と住友銀行が合併した時には、たいそう驚いたと思います。三井財閥と住友財閥のおおもとのような銀行が、長年のライバルだったもの同士が合併なんて…と思ったことと思いますが、こと通信業界といえば、その以前から再編というのが起きていまして、象徴的なのがこのMSさんではないでしょうか?
MSさんの特徴は、通信代理店の中では、固い!というのが特徴なのかなと思います。
現在では、どこの通信代理店さんは、営業的にはかなり手堅くまじめにやっていますが、もうかなり前からMSさんは慎重にやっていたと思います。

その他にネクシーズさんやビジョンさんやら、大手の代理店さんがいらっしゃいます。

ここにあげた代理店さんは、いわゆる一次代理店と呼ばれるところで、かなりガンガンしていました。
テレマーケティングというかコールセンターも保有しており、多いところでは、数百席のブースも保有していましたし、ベルシステム24さんなどのテレマーケティング会社への委託なども行っていましたね。

これら一次代理店は、KDDIだけだったり、ソフトバンクだけだったり、NTTだけだったりいろいろありますが、複数並行してやっていたりもしていた時期もありますし、手数料が良いところを渡り歩いていた時期もあったかと記憶しています。
この一次代理店の下に、二次代理店、その下に三次代理店、その下に派遣会社からのスタッフやら契約社員やら…、昔はすごかったです。
その当時は、行け行けどんどん!でしたから、申込書の回収やらその後の電話営業なんかも、お世辞にも良いとは言えないものでしたね…
皆さんもご経験あるのではないでしょうか?

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例えば、電話をかけて、

「通話料金の件で…」

とか言ってかけるんですが、マイラインって言うのは、全部の通信事業者が相乗りのかたちでするから、つまりNTTもそのサービスに与する訳ですから、NTTの請求書なんかにそのマイラインについて書いてあるパンフが同封されているもんですからね、ある代理店なんかは、

「通話料金の明細の件で…」

とか言っちゃってかけていましたね~。


こんなかけ方をされれば、ほとんどの人は、

「おっ!?NTT??なんかあったかな?!」

って思うのがほとんどで、これで、相手につながれば、もう即、マイラインの営業でバンバン入れちゃうわけですよ!

一応お客様にサービス内容を伝えて、了解を得てると言うわけですから(本当は、当時はNTTだかDDIだか日本テレコムだかよく知らない人ばっかりでしたけれど…)、

「じゃ、こっちで手続きしておきますね~」

なんて言っちゃって、あとはポンポン方式でした。


そしたらこれは、一応了解は得ている割には効率が良いじゃん!!みたいになって、一気にその手法が広がった訳です。

もうコミッションもバンバンだったそうです!


これも当然クレームになりますよね!

申し込んだ覚えが本人にないわけですから、NTTの請求書の件でなんておもって対応していて、

「通話料が安くなりますよ」

「ダイヤルも0088とか0077とか回さなくていいですよ」

なんて言われたら、NTTと思うもんね~。

で、クレームです!


それから直接お客様の自筆申込書でないと受け付けないとかきちんと訪問して回収して!とか通信会社は一生懸命指導するんだけど、おいしいと思ったらこれが最後で、もう歯止めが利かずに、テレマーケティングってのを、工夫して続けていく。

例 えば、電話でアポイントをとって申込書を送って、佐川急便だとかくろねこ宅急便だとかに回収させたりしていましたね。そのころには、代理店さん達の話法は 完成されていたり、ものすごく儲かった事業者はクレームがないような対応をを準備したりして、きちんと対応しているところも多くなってきました。


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あの~、別に当時の代理店さんたちを今非難している訳ではないので、そこのところは、ご理解ください。

当時はそれが当たり前だったし、また、一次代理店さんがやめてもその下の二次店やら三次店やらまで管理が行き届かないことはままあり、一種通信事業者も黙認していたような節もありました。


劇的に減っていったのは、お客様からの苦情というか、そういうのも当然あったと思うんですけど、それよりも増して、戻入制度を一種通信事業者が導入したからでしょうね。
代理店の手数料は、概ね、当時は申込書を回収してその回収ベースで確か手数料が支払われたと記憶していますが、それが、先の事例のように、申込覚え無しとかで、実際開通しないことが多くなり、一種通信事業者としては、開通してサービスの利用もないのに、獲得手数料を支払っていたわけですから、たまったもんじゃないわけで、それで、手数料は今まで通り一旦支払いますが、開通しなかったものは、手数料を返してもらいますよ~ってのが戻入制度です、確か。
この制度の導入で、劇的に代理店が減ったと記憶しています。

つづく…