この一連の訳のわからない一件から、何日か、はたまた翌日か今では良く憶えていないけれど、翌日以降、私はひどく落ち込んだのは言うまでもないことです。

ただ、嫉妬や怒りはまだそんなに出てこなかった。

むしろ、茫然自失の状態がかなり長く続いたような記憶がある。

それが、長く感じたのか、実際長かったのか…、それが思い出せないでいる。

***


私が彼女と知り合ったのは、私が、振られた後で、そうですね、半年以上経過していましたね。

ちょうど確か高校3年の時に、応援倶楽部なるものが社会科の先生の肝いりで出来て、私は冗談で第三希望か第二希望かで書いたら、なってしまったんですね~

冗談で書いた人間が、校内で5人いたらしい…、それでできちゃった…

もともと中学の時に応援団という生徒会の一部に所属していたので、経験者?ということで初代の倶楽部長になったわけです。

私は、高校時代はずっと陸上競技部でしたので、どちらかというとこの倶楽部は、文化系の授業の一環みたいなクラブでしたが、この社会科の先生が関西の大学の応援団長でしたので、それがどうしてもしたかったんだとのことでしたので、結構きつかったです。

応援団ですと、壮行会やらなんやらで出番も多くて、ブラスバンドの連中といっしょにいろいろとやるわけです。

校歌やら応援歌やらをね。真ん中に立って、ふれ~とばかりにやるわけです。

型はその顧問の先生がやっていた型をちょいとだけ簡素化してやるんですが、結構これまた伝統的なのか、大げさでね~、いつも笑いが起きていた。

ほんとかっこうわるかったですけど仕方なくしていたわけで…

で、ふとブラバンの連中見たら、そこにそれはそれは可愛い子がいたんですね~

それが、彼女でした。

もうそれは衝撃的で、今までかっこ悪いと思っていた演舞やら型などの応援が俄然楽しくなっていった訳です。

私のクラスには、ブラスバンドの女の子が3人もいてくれたので、それとなりに情報収集して、桃子って名前を教えてもらったりしたわけです。

私は、当時は自称硬派でしたが、このブラバンのクラスメイトだけには、「うふふふ」的にいつも見られて、頭が上がらなかった。


つづく…