せーちゃんは私のすぐ上の兄です。
歳が近いせいか、このせーちゃんの話が多くなります。

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私が小さい頃は、よく川で泳ぎました。
うちの裏には九頭竜川という川がありまして、ここで泳ぐのですが、昔は、中学校にも小学校にもプールなんてのがなかったようで、この九頭竜川の堤防の下の方に、通称「安全プール」という川の流れを岩とか石なんかで囲った区域があり、そこで泳いでいたそうです。

私が幼稚園や小学生1年生の頃には、岩だか石とかはテトラポットに変わっていましたが、その区域の名残はあり、そこでみんなで泳いでいました。
確か、私が小さい頃には中学校にも小学校にも学校自体が立て替えられて新しくなったためにプールがあったように記憶していますが、何故か、小学校1年ぐらいまでは、この川で泳いだ記憶が鮮明です。

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私は、小学校までに上がる1年前までは、母方の実家の寺で育てられ、小学校入学の準備のためにその1年前に、実家に戻されて、そこからこの実家で育っていくのですが、戻ったばかりでもあり、せーちゃんの後ろを常に離れずについていく弟でしたね~
ですから、この安全プールにいくのもせーちゃんの後ろに、もう見失わないように必死でついて遊んでいた訳です。

安全プールは、川の流れがほとんどないようにつくられていますが、所詮は川ですので、石とかテトラポットとかどろのような砂というか細かい土でぬるぬるしていたり、こけが生えていたりしているわけです。
普通は水も透明ですが、当時上流にダムも出来ており、放水の旅に濁ったりしていました。

せーちゃんにとってすれば、もう3年生ぐらいですから、友達や村の先輩やらまりちゃんやらと思い切って遊びたいわけですよ!ですが、私が足手まといで、たまらなかった訳でしょうが、いつも面倒見てくれた優しい兄です。

安全プールでは、せーちゃんとかは水着で泳ぐのですが、私は幼稚園の頃や小学1年の頃でしたので、下着で泳いでいました。
ブリーフパンツ一丁で泳いでいた訳です。
当然、岩についたこけやテトラポットの泥とかが白いパンツに着くわけです。
で、せーちゃんは、小声で私に

「おぃ、あーちゃん、パンツ汚れてるぞ!お母さんに怒られるぞ!」

と言うもんですから、私は、パンツを脱いで、川の水で思いっきり洗っていました。

そしたら、せーちゃんは…

「あっ!あーちゃん、うんこもらしてパンツ洗っているぅ~!」

と。( ̄□ ̄;)

当然、安全プールからみんなは上がり、安全プールと雖も川ですから、流れも少しあるものですから、たまたま川上でパンツを洗っていたもんですから、もうそれはそれは、とんでもなく早くみんなは上がりましたよ…

でもって、率先してせーちゃんが…

「うんこたらし~、うんこたらし~」

て言うもんで、それも兄貴がいうもんだから、みんなも「兄貴が言っているだったら、まっ!ええか」的に合唱ですよ!

それから、しばらくもたたないうちに私は、村中、学校中で「うんこたらしのあーちゃん」という事になってしまいました∑(゚Д゚)

恐るべし、せーちゃん!!