春の熊野路を行く | 片平敦オフィシャルブログ「気象予報士・片平敦の 風まかせお天気日記。」Powered by Ameba

春の熊野路を行く

春の熊野古道、那智山に行くときはバスで行きましたが、

帰りは途中まで坂を下ってきました。


急な坂、足場もあまり良くなくて、下りるのも一苦労…。

修験道の霊場であることを身を以て感じました…あせる


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大門坂の樹齢八百年・夫婦杉。歴史を感じます。


そんな熊野古道ですが、あちこちに春の姿を見つけました!


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レンゲソウ。可憐な花が道端に咲いていました。


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シャガ。絹のような繊細な白地に、黄色と紫の斑点が鮮やか。


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トカゲも日向ぼっこ。

気持ち良さそうで、結構近くまで寄っても逃げませんでした。

おかげで素敵な写真が撮れちゃった!(動物季節観測の標本例に使えるぞ)


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紀伊勝浦の駅前には、ツバメがいっぱい飛んでいました!

今年初めてツバメに会いました。ちょっと嬉しい!


春の生き物、こんなにたくさんあちこちにいましたよ!!


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そして、途中にあった竹の林。

色が黄色いですよね。いわゆる「竹の秋」。


タケノコがこれから出てくる季節、

親の竹は地中のタケノコに養分を取られて、
いまのこの時期が葉を枯らす(黄色くなる)時期なんです。


竹の黄葉は秋じゃなくて春。

「竹の秋」は今、「春」の季語なんですね。


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石積みの棚田では田植えの準備も進んでいました。

早稲のお米なんですね、きっと。

代搔きが終わって、今週末が田植えかな。


そういえば、棚田学会の勉強会で

「西日本の棚田は石積み、東日本の棚田は土坡が主」と昔聞きました。

確かにここ、熊野道の棚田も石積みでした。

田んぼの形状ひとつ取っても、歴史と風土が感じられます。


そんなことを思いながら、散策した春の熊野路でした。